「ビジネス」と「プライベート」の2面だけでは足りない
日頃、スケジュール手帳を使っている方も多いかと思います。手帳の中には、「○つの習慣」という本に基づいた「○○○○○○プランナー」なんていう自己実現を謳った手帳もありますが、中を見てみるとビジネス中心に使うよう編集されていて、「今月の目標」というページも「ビジネス面の目標」と「プライベート面の目標」の2項目に分かれているだけです。
この手帳、筆者は長年使っていて毎年リフィルを買っていましたが、今ひとつ使い方がしっくり来ず、昨年で使うのをやめました。ふとしたきっかけで、目標設定のページがビジネス面とプライベート面という切り口のみだったのがしっくり来なかった原因だと気づきました。目標設定は、もっと細かくなければ、何を書いてよいかわからないのです。
目標設定はできるだけ詳細に、具体的に
ある成功哲学プログラムの目標設定は、「個人目標」と「ビジネス目標」に分けて、さらに以下のような詳細な目標を設定しなさいと書かれています。
1. 個人目標
1.1 健康面の目標
1.2 社会生活面の目標
1.3 教養面の目標
1.4 精神面の目標
1.5 経済面の目標
1.6 家庭生活面の目標
2. ビジネス面の目標
2.1 私の個人生産性目標
2.2 全体的なビジネス目標
2.3 私の成功の追跡
2.4 マネジメントツール
2.5 ビジネス面で達成した目標
それぞれの項目に数十個に渡る質問が並んでいて、それに Yes, No で答えていくと、自分がどのような面で優れていて、どのような面が劣っているのか、そしてそれらに対して「自分はどうするのか」を問いかけてきます。
例えば、「健康」面の質問では、
- 過去一年の間に全身の健康診断を受けたか?
- 過去8ヶ月の間に歯の検診を受けたか?
- 過去1年の間に視力検査を受けたか?
- 定期的な健康診断計画があるか?
等々の質問が並び、それぞれYes, Noで答えるようになっています。その結果に対して、自分自身で「これで良いのだと考えていれば○」、「改善すべきだと考えていればX」をつけます。
別のプログラムでは、
- 仕事
- 家庭
- 健康
- 経済
- 人間関係
というテーマで成功の分野を定義しています。
また別のプログラムでは
- 自分
- 家族
- 周囲の人との関係
- 学ぶこと
- 社会との関わり、社会貢献
- 社交
- レジャー
- 体の健康
- 心の健康
- 財政
の各項目に分けて、自分にとっての成功を記述するようなプログラムになっています。
やはり成功を金銭的なもので捉えてはいないことがわかります。