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誰がメイド・イン・ジャパンを殺すのか? 日本が取り戻すべき経営の心=斎藤満

日本人は「宝」を自ら捨てたのか、捨てさせられたのか

日本では、トヨタレクサス部門をベンツに対抗するラグジュアリー部門として分離しましたが、まだ中途半端の感が否めません。そこへ一部企業の検査偽装が、日本車の信頼を揺るがすとなれば、高級車路線も苦しくなります。

一旦信頼を失うと、その再構築には10年、20年とかかります。人件費を抑え、短期の利益を拡大しても、市場から信用を失えば、長期の利益に響くのです。

一頃、新自由主義が市場を席巻するころ、海外から「日本的経営」の再評価の声が聞かれました。日本経済の強さの源泉はこの「日本的経営」にある、との分析もありました。

これは海外の企業からすれば、一朝一夕になしえないもので、彼らには大きな脅威でした。それを、国際競争が厳しくなったとはいえ、この「お宝」を手放し、欧米型の短期志向経営に変える企業が増えました。これでは経営者の立場に立って考える労働者の輩出も期待できません。

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雇用を変動費(使い捨て)と考えるか、長期投資の固定費と考えるか、それぞれに一長一短はあります。日本的経営を再評価し、あるいは経営、労働者、株主の三位一体化を進めることで、企業のモラルを高めることも、メイド・イン・ジャパンの評価回復のためには有効ではないかと思います。社長を裸の王様にしてはいけません。

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・日本的経営の再評価(11/2)

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マンさんの経済あらかると』(2017年11月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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