「ピュアパイル工法」の何がすごいか?
「ピュアパイル工法」の優位性について、説明しましょう。
- 一般の地盤改良の柱状改良工法に比べて施工に係る納期が約1/2で早い=安い
- 柱状改良工法と比べて柱1本あたりの強度は約3倍
- 地盤の土と一切混ぜないから均一の品質保証が可能(柱状改良では品質がばらつくのが問題だった)
- 柱状改良工法では施工できない腐植土層でも施工できる
- 残土がほとんど出ないから産廃処理不要=安い&環境に良い
- 掘削深度とセメントミルクを流し込む流量で品質管理ができるので、施工管理が極めて簡単⇒品質の見える化
- 特別な施工機を新規に必要としない(業者が参入するための初期投資が極めて少額で済む)
- 柱状改良工法とピュアパイル工法にかかるセメント代は同程度=工期の早いピュアパイルは労務費が安くあがる
上記についてより理解されたい方は、下記のURLから施工の動画もあるので一度見てみてください。
※ピュアパイル工法普及振興会:http://www.purepile.jp/about.html
成長銘柄の資質十分。「ピュアパイル工法」がもたらす収益構造の変化
テノックスが割安銘柄から成長銘柄に変わるという確信を私が得たのは、まさに収益構造の変化にあります。
ピュアパイル工法は大変優れた技術です。しかし、この工事をテノックス自らが施工することはありません。この工事を請け負うのは「ピュアパイル工法普及振興会」に加盟している加盟店及び許可証を取得した施工業者になります。
詳しくは、下記のURLを見るとよく伝わると思います。
http://www.purepile.jp/organization/index.html
フランチャイズ展開により、テノックスは技術提供をするとともに、各種研修会などのサポートの対価にロイヤリティー収入が入るようになります。
また、1工事あたりのロイヤリティーは守秘義務により当然不明ですが、仮に最低利率で考えても3%はあると思われます。ピュアパイルにおける工事費は大体100万円だとのことです。一般に投稿されている個人のブログなどでも近い数字だったので、そのあたりの金額だと思われます。仮に3%だとしてロイヤリティー収入を試算してみます。
100万円×1万戸×3%=3億円
※これが営業利益になります。
冒頭で述べたように、日本には何らかの地盤改良を必要とするニーズが年間約26.3万戸ほどあり、それだけの市場があります。
数年前このピュアパイルの特許を取得し、事業展開を始めたときの加盟店は数社でした。今では一次加盟店で約40社、施工を請け負う二次で約80社を超えるほどの急成長ぶりです。
施工実績を見ても、その成長を知ることができます。
41期:ピュアパイル開発
42期:建築技術性能証明取得
43期:年間1900棟施工
44期:年間4400棟施工
45期:年間5900棟施工
46期:年間8000棟施工
47期:年間10000棟を超えるか?(今期)
フランチャイズ展開での事業拡大には、限界がありません。そしてこの「ピュアパイル工法」は、地盤改良をする業者なら必ず持っている機械だけで施工できてしまいます。
自社が開発した柱状改良工法が普及して特許が切れたのであれば、今度はその普及した改良機械にプラスワンすることで、施工者もお客さんも喜ぶ技術を世の中に普及させる。大変すばらしい企業努力だと感心しました。
市場シェアの1割を取れるだけでも、26000棟で営業利益が約8億円。成長銘柄としての素質を十分に感じます。