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楽天モバイルは、日本版Google Fiのようなやり方で「第4の通信キャリア」を目指すんだと思う=シバタナオキ

楽天がMNO化することによるメリット

このように見てみると、今回の楽天の「第4の携帯キャリアを目指す」という戦略は、「NTTドコモの回線にうまく乗りつつ、効率が良い部分だけに自社でインフラ投資していく」ということなので、悪い言い方をすれば良いとこ取りをしている戦略に個人的には見えます。

楽天の新規参入が発表されてから「たった」6,000億円の投資で携帯キャリアを構築するのは無理だという批判が多々ありましたが、もしここで書いたような内容が実現可能なのであれば、相当小さな設備投資で本当に第4の携帯キャリアが作れてしまうかもしれないとも思えるのです。

冒頭で、現在のライトMVNOとしての楽天モバイルの強みは以下の2つであると述べました。

1)他のMVNOよりも顧客獲得コストが低い
2)他のMVNOよりも解約率が低い(ライフタイムバリューが大きい)

仮にこの記事で書いたようなことが起こると、楽天モバイルとしては以下のようなメリットが得られることになります。

3)NTTドコモMNOへの回線費支払いを減らすことができる
4)サービスレベルの向上:データ通信の高速化
  人口密集地帯・ピーク時間帯では、楽天MNOとドコモMNOを併用
  過疎地帯では、自社の設備投資を抑えつつ、ドコモMNOを利用
5)海外のMNOへの独自に接続が可能に(海外や日本への海外からの旅行者に独自のローミングサービスが提供できる)
  eSIMへの対応も可能性としては十分にあり得る

繰り返しになりますが、ここで書いた内容はあくまで個人的な憶測の範囲を出ませんが、非常によくできた戦略だなぁと思ったので記事にしてみました。

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読者の皆さんはどう思われましたでしょうか?

消費者から見れば規制産業で3社しかプレイヤーがいない状況で、料金が高止まりしている中で楽天のようにブランド力と財務基盤がある会社が新規参入することは間違いなくサービス面ではプラスに働くと思われます。

今後も携帯キャリア業界に注目していきたいと思います。

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決算が読めるようになるノート』 2017年12月22日号『楽天モバイルは、日本版Google Fiのようなやり方で「第4の通信キャリア」を目指すんだと思う』より抜粋
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