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業績好調の「3社」が示す日本の未来~私が注目する個別銘柄=櫻井英明

全体から個別を類推しがちな株式市場。しかし、個別から全体が見えることもある。MDV<3902>、夢真<2362>、LTS<6560>の戦略から俯瞰で見たい。(『「兜町カタリスト」』櫻井英明)

やがて来る新しい時代。業績好調の有望企業から読み解く経済動向

個別から全体が見えることもある

国有地払い下げ問題というのは明治の頃から政治ネタになってきた材料。

森友問題もさることながら、「信濃川河川敷払い下げ」問題(田中角栄内閣)などもあった。古くは明治時代の「開拓使官有物払い下げ」(黒田清隆)などもあった。

信濃川の場合はファミリー企業への払い下げが問題視されたが、今回は関係ない。というか政治は国家観や未来展望などではなく、こういう問題を論じることが好きなだけなのだろう。正直「飽きている」というのが本音。

全体から個別を類推しがちである株式市場。しかし、個別から全体が見えることもある。

メディカル・データ・ビジョン<3902>

例えば、分割を発表したメディカル・データ・ビジョン <3902>。医療データの一元化は国策。2,200万人ということは国民6人に1人の医療データを保有している。これを活用した治験ビジネス

従来は患者さん探しに苦慮していたが、このデータを使えば条件にある被験者のいる病院がすぐわかる。もちろん個人情報は入っていないので、病院へは薬品メーカーの担当者が出向いて調査。しかし従来は完全に人海戦術だった。コストと時間の節約は価格の下落にもつながろう。

メディカル・データ・ビジョン <3902> 日足(SBI証券提供)

メディカル・データ・ビジョン <3902> 日足(SBI証券提供)

もうひとつ興味深いのは「検診・健診データを利用したセカンドオピニオンサービス」。医師ネットワークと健診データを結びつけて最高の診断を受けられるようにするという。加えて6期連続の増収増益だ。

夢真ホールディングス<2362>

もう1つは夢真ホールディングス<2362>の方向性。建設現場の施工管理者の派遣というのがコアだった同社。これはこれで大きく伸びる分野だ。

夢真ホールディングス<2362> 日足(SBI証券提供)

夢真ホールディングス<2362> 日足(SBI証券提供)

加えて技術者派遣も拡大し、6,000人の技術者集団を形成するという。つまりITエンジニアだ。ただ、従来思考のようなメーカーへのIT技術者派遣ではない。一般企業で不足しているIT技術者がターゲットだという。企業のIT化は小売りでも物流でもあらゆる場面でIT技術者を必要とする時代。これは相当面白い戦略だ。

Next: 加速が予想されるロボットによる業務自動化。注目される企業は?

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