基本的には押し目・ロング狙いで
トレードアイデア的には、関税問題で相場が押し下げられていたとしても(110円台を割り込むというような動きが雇用統計前になければ)、平均時給が事前予想並かそれ以上の良好な結果が出れば、ロング(買い)で入りたいところでしょう。
5月高値である111.40円をしっかり抜けていくのであれば、ホールドして利幅を狙っていくというスタンスです。
現状でしつこい円売りもありますし、上昇基調そのものは維持されていることと、よほど弱い数字でも出ない限り年4回の利上げというFRBのスタンスが急に変わることはあり得ませんから、これらを踏まえると110.00円を事前に割り込むといった動きでもない限りは、平均時給の数字がまずまずであれば、ロングで良いでしょう。
また、もしも上抜けが難しいようであれば、レンジ上限で一旦利食いして、レンジ相場を意識したショート・戻り売りもアリだとは思います。
トランプ発言にも要注意
ただ、先ほど書いたように、円売りが続いているため、ショートからというのは少し難しい印象ですね。関税発動で110円台をしっかり割り込んで、平均時給がマイナスに転じるといったショック相場にでもならない限りは、現状で下方向へのレンジブレイクはなさそうです。
こんな感じで、今日は1ドル=110.00~111.50円といったレンジ想定で基本的には押し目・ロング狙いでトレードを進めて行きたいと思います。
ちなみに、先月はトランプ大統領が雇用統計発表前に結果を匂わせるツイートをしたことで、事前にドル円が上昇するなど織り込み済みとなりましたから、今晩もしっかりツイート(@realDonaldTrump)を監視しておきましょう。
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2018年7月6日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
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