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「日本人は“嫌な円安”で貧乏になる」当たり屋・洞口勝人氏が説く資産運用の必要性

割高なものから割安なものに、資産をどんどん移動していく

――洞口さんは、講演の動画でよく「割高なものを減らして、割安なものを増やしましょう」とおっしゃっていますが、これが資産運用のベースとなる考え方ということでしょうか。

洞口:そうですね。今、世界中に投資をするにあたって、何が割高で何が割安かというのを、動画では伝えしている感じですね。要は、割高なものをどんどん減らす方向にして、割安なものを増やしていくと。そうすると、割安なものが割高に向かっていくわけですから、またそれを割安なものに移していくと。それをポートフォリオっていいますけれども、私はそういうアドバイスをしているんですけれどもね。

でも、人間って心理として「上がって、上がって、上がって……」というものを買いたがるんです。3か月とか半年ぐらいで利益を取りたいと思っちゃうんですね。そうすると、チキンレースって言うんでしたっけ。崖に向かってクルマで走っていって、どっちがギリギリ最後まで車に残れるかっていう。……ああいう感じになっちゃうんですが、実際のところそんなギリギリのところで、スピードを出しているクルマから出られっこないんですよね。だったら、もう手前で出とけっていう話なんです。

――ちなみに、その「割安・割高」の話で、今まさに「割安」だと思うものは具体的に何でしょうか。

洞口:今割安なのは、ひとつ挙げるならオーストラリアだと思います。この国の経済は中国と密接に連動していて、それこそ中国がくしゃみをすると、風邪をひいちゃうところがあるんですが、とはいえ豊富な資源を抱えていることを考えれば、今の価格はすごく割安感があると思います。

あと挙げるとすれば、やはり金でしょうか。今は日本・アメリカ・ヨーロッパで1,800兆円ぐらいのお金をばらまいたんで、それが株や不動産に行っているんですけれども、それってペーパーマネーのほうにお金が行き過ぎているんです。株や債権といったその辺もう全部がペーパーマネーで、実体がないものにも行っているんですが、すでにニューヨークも不動産の値段は下がってきていて、お金が回収されてくると。そうすると、下がっていた金も値が戻って来るんですね。

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――そういうのって、何年ぐらい持っているイメージなんですか。

洞口:でも、そんな長くじゃないと思います。大体サイクルとしては、3~4年ぐらい。……4年というと48か月で、メルマガの動画を48回見ることになるんですが、そうすると「大体この辺が安いところかな」っていうタイミングは1年間ぐらいあるので、そのタイミングのどこかで買えばいい。「はい、今週」「今日」だとか、そういうピンポイントでやっていくのは、誰でも難しいと思いますから。

あるいは、買う回数を分けるということで、少しずつ積み立てていって、値が上がっていくのを待つというのもいいかと。私なんかも、20代の頃から純金積立を始めているんですけど、買った後に1グラム1,500円から800円ぐらいまで下がったんです。毎年2万円ずつ買っていたんですが、それがずっと10年間下がっていったと。でも、私は「下がれ、下がれ」と思っていたんです。だって下がったほうが、量が買えますからね。それで一時は1グラム800円ぐらいまで下がりましたが、今では4,500円ぐらいになってますよね。……まぁ、50代ぐらいの方からすれば、ちょっと悠長すぎる話かもしれませんが、若い方でこれから資産運用を始めようという方にはオススメしたいですね。

――しかし株式投資にしても外貨投資にしても、いろいろと選択肢が多くて迷われる方は多いと思うのですが、どういう方向性でチョイスしていけばいいのか、教えていただけないでしょうか。

洞口:一番いいのは、方向性が10年とか15年見ても全然変わらないようなものを買うことですよね。または、明らかに評価が低いものをコツコツ買って積み立てていって、評価が過大評価になった時を見計らって売るか。

そういう意味では、日本の株式は今後しばらくは上がると思います。これは動画でも言っているんですが、大きい波のなかでの話として、今のアメリカ株はピークに近いところなんですけれども、日本株式に関しては大暴落した後の、戻っていこうとしている最中なので。だから、積み立てて買っていくにはすごくいいと思います。

基本的には、買ったほうがいいもののほうが多くて、大体8割方は買ったほうがいいんですけれども、後の2割ぐらいは「あんま良くねえかな」といったものなんです。だから資産運用をしていくにあたっては、自分の資産のなかでそういうあまり良くないものの割合を減らしていくと。それでいて、割安と思えるものを探して、それを買っていくというのが基本ですね。具体的には、まずは自分が今どれぐらいお金を持っているか。これからどれぐらい積み立てていけるかというのを計算して、あとはそれをいろんなものに分けていくっていうことですね。

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