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投資成績を左右するのは予習と復習。週末に努力しない投資家は勝つことができないワケ=山田健彦

前回に続き、今回は日々と週末の予習と復習にどのようなことをしているかをお伝えします。ご自身でもいろいろと工夫して自分なりの方法を確立してみてください。(『資産1億円への道』山田健彦)

【関連】アナリスト分析に飛びついていませんか?情報を投資に正しく活用する方法とは=山田健彦

投資のための予習と復習とは、どのようにやればいいのか?

投資のヒントをどこから得るか?

学校の勉強に予習、復習があるように、株式投資でも予習、復習は必要です。日々の情報収集と週末に何をするか、は投資成績を左右するといっても過言ではありません。

アナリストレポート、マネー雑誌、ニュース、ネット証券画面上の情報、日経新聞、四季報オンライン、ヤフーファイナンス、ラジオ日経から日刊ゲンダイなどに至るまで投資に関する情報はあちこちに溢れていますが、これらの情報全てをチェックする時間は終日投資に没頭できる機関投資家のトレーダーやディーラーでもまずありませんし、またする必要もありません。理由は情報が重なり合うことが多いからです。

信頼できると思われるソースのみに絞ってフォローすれば大丈夫です。信頼できるソースは自分で見つけるしかありませんが、それはソースの情報の切り口や得意とする分野と自分の感性がマッチするかが大事だからです。

筆者が常にフォローしているものはいくつもあるのですが、その筆頭はラジオ日経です。こちらではいろいろなコメンテーターが様々な解説をしていますが、まずはご自身との相性の合う人を聞きながら探してください。

「良いことを言っているんだろうけど、この話し方が気に入らない」とか「この声のトーンが何となく不愉快」など、人は感性の問題で情報の受け入れを拒否してしまうことがあります。要は自分との相性が悪い、ということなのですがこれも大事な要素です。

ラジオ日経

株式市場はもちろん、FXや商品先物情報などマーケットに関する情報を流し、解説しています。

それぞれの番組のコメンテーターの個性が結構強く、またごく稀に、どうでも良いような内容の番組もあるので、自分との相性を考えながら継続的にフォローする番組を絞り込んでいくことをおすすめします。

PCでもスマホでもリアルはもちろん、過去2週間まで遡ってオンディマンドで聞くことができます。ほとんどのものが無料です。また無料公開収録、IRセミナーなども時々開催しています。

筆者がよく聞くのは、月曜から金曜までの15時10分からの「ザ・マネー」シリーズの水曜日と金曜日の番組。それと木曜日に月に一度くらい、東洋経済オンラインの編集長が出演するのですが、これは欠かさずに聞ています。ここでは市場参加者が何を期待し、何を懸念しているかを掴むようにしています。個別銘柄のコメントもしていて、それらはメモをして後でネット証券の画面でチャートや業績などもチェックしています。ピンと来るような銘柄は、ネット証券の「お気に入り」に入れて継続ウォッチしていきます。

ラジオ日経では、「この企業に注目!相場の福の神」この番組も欠かさず聞いている番組の1つです。上場企業は4千近くありますが、個々の会社の業務内容は四季報などを見ても、中々わかりません。それを社長を呼んでのインタビュー形式で藤本誠之さんが解説してくれるのがこの番組です。週2銘柄、毎週火曜11時15分頃からと、毎週金曜14時半頃からとで、リアルで放送しています。もちろん、オンディマンドでも聞けます。

同じ藤本誠之さんがホストしている番組で、「企業トップが語る!人生波瀾万丈」という番組が毎週木曜日16:30~17:00/【再放送】毎週土曜日 9:00~9:30がリアルで聞けます。

こちらもオンディマンドで後から聞けます。やはり株式投資では社長、それもできれば創業社長がどのような人生を送ってきたのか、どのような思いで今の会社を経営してるのか、を知るのは大事です。この会社が提供する技術、サービスで世の中の困りごとがどのように解決されるのか、を知ることで投資にも厚みが出てきます。

その他にもFX、商品先物に関する番組や日経トレンディの内容解説番組もあり、このようなトレンド情報も投資の役に立つことがあります。

Next: ラジオ日経のほかに、おすすめの情報元とは…?

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