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日本の借金拡大は問題なし?世界が苦笑するトンデモ理論「MMT」を真顔で実験するアベ・クロ=今市太郎

湯水のように税金を使う日本政府

本来、長期金利は中央銀行ではコントロールできるものではないというのが通説で、以前は日銀のホームページにも細かくその説明が行われていました。

しかし、役人上がりの財務省の密使黒田総裁が登場してからは、日銀は市中にある国債を徹底的に買いまくることで長期金利さえもコントロールすることに今のところ成功し、乱発する国債の利払いすらも金融抑圧の完全実施により免れるという、まさに新たなノーベル経済学賞候補になりかねない実践を行っているわけです。

このほとんど日銀による財政ファイナンスと言える仕組みを手にいれてしまった安倍総理大臣は、タバコを吸うのを覚えたサルがヘビースモーカーへと転落するがごとく、湯水のように金を使うようになっています。

外遊すれば金をバラ撒いてすでに5兆円以上の資金提供を海外に行っていますし、年度予算もなんということもなく100兆円を超え、米国からは日米通商交渉が始まるまえから高額戦闘機購入を気前よく決めるという始末で、財政規律の問題などまったく気にしていないことが窺われます。

結果として、案の定何年緩和をやっても名目物価2%の達成は覚束ないものの、MMT政策はすっかり日本版ゴルディロックス(適温相場)の世界を実現することとなってしまっています。

統計偽装で判明、経済成果はほとんど出ない

一見すると、実にうまくいっているかのように見えるこのMMT型の政策。しかし、本当に何の問題も起こらずに切り抜けられるかどうかを判断するのは、まだまだ早い状況です。

はからずも先行して実証実験をしてしまっているアベクロ政策は、結局なんの成果もでず、賃金からGDPに至るまで、とにかく統計改ざんをすることでしか成果を国民に知らしめることができないという、かなり厳しい状況に陥っています。

安倍政権が瓦解した後で、「実はこの7年間はマイナス成長で、とっくの昔にリセッションに陥っており、デフレも進行中」などということがわかるのではないかと危惧する次第です。

Next: MMT政策のとてつもない失敗が示現するのはこれから…

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