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日本でもついに導入されるライドシェア、米パイオニア企業・Lyftはどう生活を変える?=シバタナオキ

シェアライドの本質とは何か

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こちらがドライバーを表す特徴的なデータです。91%のドライバーは週に20時間以下だけLyftの仕事をしています。そしてドライバーの34%が45歳以上です。

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こちらは乗客を分析したデータになります。

35%の乗客は自分で車を所有しておらず、52%の乗客は通勤にLyftを使っています。

44%の乗客の乗車もしくは降車地点が低所得地域になっており、所得が高くない層にも広く利用されているサービスだと言えるでしょう。

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こちらはライドシェアが社会全体にもたらす影響です。ぜひ日本の霞ヶ関の方にも読んでいただきたい数字です。

・34%の乗客はLyftを利用することでより多くの消費をするようになり、
・47%の乗客は自分が住んでいる地域で、より多くのエリアを探索できるようになり、
・14%の乗客バスや電車などの最寄りの公共交通機関までLyftを利用し、公共交通機関に乗り換えます。

このように、ライドシェアは今までタクシーがカバーできなかった、よりきめ細かい多様なニーズにマッチしたサービスが提供でき、結果として社会的なインパクトも生み出しているとも言えるのではないでしょうか。

売上・営業利益(成長率)

売上と営業利益も簡単に見ておきましょう。

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2018年の1年間で売上が約$2.16B(約2,160億円)で、前年同期比で約2倍になっています。この規模で売上が倍増するということは本当にすごい成長だと言えるでしょう。

営業利益は2018年の1年間で▲$911M(▲約911億円)で前年より赤字が大きくなっています。売上の半分程度の赤字を計上しているので、非常に大きな赤字にも見えますが、成長スピードとのトレードオフとも考えられるのではないでしょうか。

Next: Lyftのこれからの成長を計る指標とは?

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