きょうの日経平均は3営業日ぶり反落、前週末比212円03銭安の2万1,534円35銭。好調な6月米雇用統計を受けて過度な利下げ期待が後退したほか、週末には225先物オプションのSQも控えており、取り敢えずはポジションを軽くしたいという意識も働いたようだ。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)
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6月米雇用統計は好調、利下げ期待は後退へ
8日大引けの東京市場は3営業日ぶり反落、日経平均は前週末比212円03銭安の2万1,534円35銭で引けた。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が22万4,000人増と5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、過度な利下げ期待が後退。指数連動型ETFの分配金支払いに絡む換金売りや上海株安も重石となり、後場は下げ幅を拡げた。
個別銘柄は…
個別では富士興産、日鋳鉄管、ダイジェット、東邦シス、くら寿司、パイプドHD、レオパレス21は値下がり上位に売られ、任天堂やZOZOも安い。
半面、日本通信、CEHD、ジェイリース、ソウルドアウト、アクセル、ウエルシアは値上がり率上位に買われた。
きょうの値動きまとめと展望
週明け8日の東京市場は一時2万1,500円を割れる場面があった。
注目された6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が22万4,000人増と5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、市場予想を上回る内容となった。
これにより月末のFOMCでの利下げ観測が後退し、10日のパウエルFRB議長の議会証言に警戒感が高まる状況になった。
元々、週末には225先物オプションのSQも控えているうえ、指数連動型ETFの分配金支払いに絡む換金売りから需給面で不安があるだけに、取り敢えずはポジションを軽くしたいという意識も働いたようだ。
国内では2月決算で10日に良品計画、11日に安川電機などが控えており、主力株は手掛けにくい。
方向感が見えない中で中小型では底値圏の出遅れを物色する動きになっているが、持続性に疑問がある銘柄も少なくないだけに、過度な上値追いには注意したい。
【連載】株式評論家・高野恭壽の投資戦略
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※太字はMONEY VOICE編集部による
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