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安全逃避の取引増加もドルは下げ渋る可能性

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 21日のNY市場でドル・円は110円10銭付近から109円76銭まで値を下げた。中国で感染が確認された新型コロナウィルスが渡航者の移動などにより世界的な拡大が懸念された。それを背景に中国株主導でアジア株が大きく下げ、欧米市場にも波及した。NY市場では、もともと調整が入りやすい地合いだったとはいえ、ダウは前週末比150ドル超下落している。

 本日の東京市場では、株価にらみの展開が予想される。米株安を受け日経平均株価は続落となる可能性が高いことから、日本株安を嫌気した円買いが先行しよう。上海総合指数や香港ハンセン指数が一段安となった場合も、円買いを後押しする見通し。引き続きウィルス感染による影響が注視され、リスク回避的な取引が広がりそうだ。ドルは安全通貨として買われる可能性があること、109円台では国内勢のドル買いが増えるとの見方もあり、ドル・円の下落を抑制する可能性も残されている。
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