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ディズニー「値上げ」で貧乏人は切り捨て?4月から大人8200円にネット賛否

オリエンタルランドが、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の一部チケットの価格を今年4月から値上げすることを発表した。NHK日本経済新聞などが伝えている。

値上げされるのは1日券や年間パスポートなど13種類のチケットで、最も利用者の多い有効期限1日の「1デーパスポート」も大人は7500円から8200円に、中高生は6500円から6900円に上がる。年間パスポートは6万2000円から6万8000円になる。

4歳から小学生の「1デーパスポート」の料金は4900円のまま据え置かれるほか、障害者向けのチケットが新設されることも明らかになった。

日本経済新聞は、同社が値上げの理由として「テーマパークの価値などを総合的に考慮して決定した」とコメントしたとしているが、TDLとTDSで開発が進められている新たなアトラクションやエリアのオープンによる価値向上も背景にありそうだ。

消費増税に伴うチケット価格の改定を除くと、4年ぶりのチケット値上げとなるが、1983年の開園当初3900円だったチケットが8200円になることで、2倍以上の価格になる。

ネットでは、「一般家庭には笑えない値段」「富裕層しか行けなくなる」「夢の国ではなく世知辛い国だ」「地方客は入場料に加えて交通費とホテル代もかかるのに…」「パークの状況変わらないのに値上げばかりする」などと値上げを嘆く声が多く上がっている。その一方で、「マナーの悪いゲストが来なくなるのであれば賛成だ」「混雑が減るのであれば嬉しい」「世界的に見ると日本のディズニーはまだ安い」「エリア拡大するのだから当然だ」と肯定的な声も聞こえてくる。

おりしもディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランド<4661>の株価は、新型コロナウイルスでの訪日外国人観光客減少、外出控えの懸念があり急落したばかり。この値上げが同社の業績にどう響くのか、投資家からも注目を集めている。

オリエンタルランド<4661> 日足(SBI証券提供)

オリエンタルランド<4661> 日足(SBI証券提供)

値上げ後の混雑状況や来場者のマナーに変化があるのかどうか…、確かに子供の入場料は据え置きとはいえ、家族で訪れるとなると結構な出費となるだけに、前向きな変化を期待したい。

Next: 「ディズニー値上げ」賛成・反対、両者の声

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