オリエンタルランドが、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の一部チケットの価格を今年4月から値上げすることを発表した。NHK、日本経済新聞などが伝えている。
値上げされるのは1日券や年間パスポートなど13種類のチケットで、最も利用者の多い有効期限1日の「1デーパスポート」も大人は7500円から8200円に、中高生は6500円から6900円に上がる。年間パスポートは6万2000円から6万8000円になる。
4歳から小学生の「1デーパスポート」の料金は4900円のまま据え置かれるほか、障害者向けのチケットが新設されることも明らかになった。
日本経済新聞は、同社が値上げの理由として「テーマパークの価値などを総合的に考慮して決定した」とコメントしたとしているが、TDLとTDSで開発が進められている新たなアトラクションやエリアのオープンによる価値向上も背景にありそうだ。
消費増税に伴うチケット価格の改定を除くと、4年ぶりのチケット値上げとなるが、1983年の開園当初3900円だったチケットが8200円になることで、2倍以上の価格になる。
【速報】ディズニー入園料一覧
1983年:3900円
1987年:4200円
1989年:4400円
1992年:4800円
1996年:5100円
1997年:5200円
2001年:5500円
2006年:5800円
2011年:6200円
2014年:6400円
2015年:6900円
2016年:7400円
2019年:7500円
2020年:8200円 ← New#拡散希望#ディズニー値上げ— 架空の塚さん 眼鏡 (@tsuka386745450) January 31, 2020
ディズニー値上げ 4月に大人8200円にhttps://t.co/mgHvjMBSkw
大人料金
<ワンデーパス>7500円⇒8200円
<1パーク年パス>62000⇒68000円
<2パーク共通年パス>91000⇒99000円#TDL #TDS #TDR #ディズニーランド #ディズニーシー #共通年パ #単パ— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) January 30, 2020
ネットでは、「一般家庭には笑えない値段」「富裕層しか行けなくなる」「夢の国ではなく世知辛い国だ」「地方客は入場料に加えて交通費とホテル代もかかるのに…」「パークの状況変わらないのに値上げばかりする」などと値上げを嘆く声が多く上がっている。その一方で、「マナーの悪いゲストが来なくなるのであれば賛成だ」「混雑が減るのであれば嬉しい」「世界的に見ると日本のディズニーはまだ安い」「エリア拡大するのだから当然だ」と肯定的な声も聞こえてくる。
おりしもディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランド<4661>の株価は、新型コロナウイルスでの訪日外国人観光客減少、外出控えの懸念があり急落したばかり。この値上げが同社の業績にどう響くのか、投資家からも注目を集めている。
値上げ後の混雑状況や来場者のマナーに変化があるのかどうか…、確かに子供の入場料は据え置きとはいえ、家族で訪れるとなると結構な出費となるだけに、前向きな変化を期待したい。
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