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雪印のピザ生地に「カビ」。思い出される20年前の「私は寝てないんだ」集団食中毒事件

雪印メグミルクは5日、ピザ生地「ピザクラスト」(230g、2枚入り)の一部商品で包装に穴があいているとして、賞味期限が今年1月17日~3月6日の商品7万5864袋を自主回収することを発表した。 朝日新聞 、 時事通信 、 毎日新聞 などが報じている。

各紙によると、千葉県内の製造委託先の工場設備に不具合があり、一部商品の包装の裏側中央部分に穴があいていた。昨年12月25日に購入客から「商品にカビが生えている」と指摘があり、調査したところ発覚したという。

健康被害は確認されておらず、購入者には商品回収後に商品代金相応のクオカードを送るとしているが、「何度似たような不祥事を起こせばいいのか」「問題を起こす企業は社名を変えても同じことをやるのだな」などとネットからは辛辣な声が上がっている。

1955年の「八雲工場食中毒」にはじまり、2000年の「集団食中毒事件」、2002年の「牛肉偽装事件」と不祥事を起こしてきた同社。雪印乳業から雪印メグミルクに社名を変更し、商品のパッケージを変えて再起を図っても、企業の管理体質は変わらないものなのだろうか。

ネットからは集団食中毒事件時の石川哲郎元社長の「私は寝ていないんだよ!」発言を思い出したという声や、過去の不祥事から同社の商品は不買中だという声も投稿されている。20年経ってようやく回復してきたブランドイメージに、また泥を塗ってしまった。今回の一件で過去の不祥事を知り、「不買」に走る人も増えるかもしれない。

Next: 「これで何度目?」雪印の管理体制を問う声、続々…

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