感染者の検査も追いつかない
1日1,000人が対応できるようになるといわれるPCR検査では、53万人は530日、ざっと1年半の時間がかかる勘定ですから、さすがに検査体制はもっと拡大するのでしょうが、とにかくお寒い状況であることは間違いありません。
東京都での感染を想定してもこの調子ですから、日本全国に感染拡大になった場合には、実は中国よりも日本のほうが悲惨な状況に追い込まれる危険性が相当高いことがわかります。
今の政権・政府に本当にこうした危機的状況への対応力があるのかどうか。非常に危惧される状況です。
ただ、その一方で「そんなに感染力は強くない」という、かなり楽観的な発言をする医療関係者が多いのも事実です。
取り越し苦労に終わるのであれば、もちろんそれに越したこともないわけで、なんとか奇跡的に国内での爆発的発症が回避されることを祈るばかりです。
金融市場から見た場合、日本株もドル円も上昇よりはるかに下落リスクが高い
昨今、ニュースのヘッドラインをいち早く読み込んで反応するアルゴリズムが相場に一定以上の影響を与えることでセンチメントの形成に役立っているようです。
しかし足もとの市場では、新型肺炎に関しては欧米勢がやはり極東地域のリスクイベントという認識を強く持っている関係もあるのか、株価にはそのリスクがほとんど織り込まれなくなっており、コモディティと為替市場との温度差を強く感じる状況です。
為替の中でもやはり全体としてドルが強いことからドル円も相当ドル高・円安に動いているのが現状です。
ここまでご紹介してきたような潜在的リスクを考えますと、決して安心していられる場合ではないことだけは改めてしっかり認識しておきたいところです。
そうでなくても日本株を取り巻く環境は相当悪化しており、日本の証券関係者が先行き上昇を口にするほど楽観的な材料は何ひとつない状態です。
当然、ドル円についても同様の状況です。
確かに米株だけは何事もなかったかのように上昇する可能性は残りますが、日本の株式市場やドル円がそれに追随するとは限らない、まさかの事態に直面しつつあることを改めて理解することが必要です。
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『今市太郎の戦略的FX投資』(2020年2月14日号)より抜粋
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