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19日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で続伸、景気敏感株に買い

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19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.16ポイント(0.81%)高の2898.58ポイントと続伸した(上海A株指数は0.81%高の3038.14ポイント)。終値ベースで約2カ月ぶりの高値水準を回復している。

海外動向の安定が買い安心感を誘う流れ。昨夜の欧米市場で主要株価指数が軒並み上昇したことや、原油や非鉄の市況高が好感された。中国の政策期待も持続する。今週22日には、今年の政策運営や経済成長率などの目標を示す中国の最重要会議、全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)が開幕する予定。打ち出される経済対策の思惑も高まった。また、経済活動再開の実態が明らかになったこともプラス。足元の経済データでは、エネルギー供給・消費や発電量の回復傾向が鮮明化している。

業種別では、景気動向に敏感な資源・素材株が高い。中国神華能源(601088/SH)が2.8%、中国巨石(600176/SH)が5.9%、万華化学集団(600309/SH)が7.0%ずつ上昇した。中国神華能源については、4月の石炭販売が前年同月比で7割増加し、2カ月連続でプラス成長したことも材料視されている。

ITハイテク関連株も上げが目立つ。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)がストップ高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が4.8%高、金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が4.3%高で引けた。このほか運輸株、消費関連株、金融株、インフラ関連株、医薬品株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.07ポイント(1.00%)高の209.85ポイント、深センB株指数が8.57ポイント(0.99%)高の871.85ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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