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日本版を作れば成功する?米国テレビ市場を牽引する「ROKU」のビジネスモデルと成長戦略=シバタナオキ

KPIその3:ARPU

3つ目の重要なKPIは、アカウント(ユーザー1人)あたりの売上を示す「ARPU」になります。

2020年1月から3月の四半期のARPUは224.35ドル(約2,435円)で前年同期の19ドル(約1,900円)から+28%伸びています。

ARPUにはユーザーからの直接課金の売上も含まれますが、アカウントあたりの視聴時間が伸びるほど広告を閲覧する機会が増えるので、相関して広告売上が増加し、ARPUが伸びていくことになります。

コロナショックでTV視聴行動はどのように変わるのか?

コロナショックでどのようにテレビの視聴行動が変わるのか?という点に関して、ROKUの決算資料の中に興味深い記述があったので紹介しておきます。

The pandemic associated stay-at-home orders and increased unemployment appear to have accelerated the shift from linear TV viewing to streaming during the past few weeks.

出典:https://ir.roku.com/static-files/a64e60d9-5171-4ddb-8395-88318ddfd490

コロナショック(ステイホーム)によって、ケーブルテレビからストリーミング放送へとユーザーの視聴行動の変容が加速していると記載されています。

ケーブルテレビの放送はリアルタイムで視聴しなくてはいけないのですが、ストリーミングはオンデマンドでいつでも好きな時に見られるというのが最大の違いだと思います。

For example, Nielsen data shows that primetime linear viewing among adults 18-34 from March 16 to April 19 was down 18% year-over-year, and nearly half of TV viewing by this important demographic was streamed.

出典:同上

調査会社のニールセンのデータによると、18歳から34歳の視聴者は3月16日~4月19日の約1ヶ月間でケーブルテレビの視聴時間が前年同期比約18%で減少しました。

一方で、この世代のテレビ視聴の約半分がすでにストリーミングになっていると書かれています。

ここまでくると、もう不可逆だと思いますが、これからますますストリーミングでのテレビの視聴が当たり前になってくるでしょう(ですので、冒頭で書いたように日本でもこの「ROKU」のようなモデルが必ず必要になると思います)。

Next: ROKUの主要な3つのKPIをまとめると、次の表のようになります。1月から3月――

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