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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、アジア市場がおおむね堅調な値動き

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【ブラジル】ボベスパ指数 96764.85 +0.55%
3日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比529.89ポイント高(+0.55%)の96764.85で取引を終了した。95803.3から96764.9まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。アジア市場の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、経済指標の改善も支援材料。5月の鉱工業生産は前月比で7.0%上昇し、前月のマイナス18.8%を大幅に上回った。一方、指数の上値は重い。国内での新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことが引き続き警戒された。

【ロシア】MICEX指数 2801.66 +0.46%
3日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比12.87ポイント高(+0.46%)の2801.66で取引を終了した。2782.65から2803.32まで上昇した。

買いが先行した後はいったん売りに押されたが、その後はじりじりと上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が好感された。製造業購買担当者景気指数(PMI)に続き、6月のマークイットサービス業PMIも前月の35.9から47.8まで回復し、市場予想の44.2を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」への懸念が指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 36021.42 +0.50%
3日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比177.72ポイント高(+0.50%)の36021.42、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同55.65ポイント高(+0.53%)の10607.35で取引を終えた。

買いが先行した後はプラス圏で一進一退の展開を示した。この日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も一段の景気悪化懸念をやや緩和させた。

【中国本土】上海指数総合 3152.81 +2.01%
3日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比62.24ポイント高(+2.01%)の3152.81ポイントと4日続伸している。年初来高値を突破し、約1年2カ月ぶりの高値水準に達してい
る。

投資家のリスク選好が高まる流れ。足もとで公表された景況感指数が上振れたことや、金融当局が緩和スタンスを強めていることが引き続き材料視されている。また、複数の業種で経営状況に改善がみられることも買い安心感につながった。
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