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TKP—エスクリと「withコロナ」の法人向け宴会場の共同開発等における資本業務提携を発表

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ティーケーピー<3479>は16日11時10分、ブライダル事業を手がけるエスクリ<2196>と「withコロナ」の法人向け宴会場の共同開発等における資本業務提および株式譲渡によるエスクリの株式取得を発表した。これによりエスクリ社の平日遊休施設の有効的な活用が可能となる。

これまで両社は、それぞれが保有する施設の稼働率向上やオペレーションの効率化について協議してきたが、新型コロナウイルス感染症拡大により、両社のビジネス環境が大きく変わりつつあるなか、「withコロナ」の世界における新たな商品・サービスの開発や業務効率化の徹底には、両社の信頼関係を強固なものにし、ノウハウを相互に活用すべきとの考えから本業務提携に至った。

業務提携の主な内容は、1)エスクリグループが保有・運営する施設(国内33拠点63バンケット)において、平日空き枠における販売・管理業務をTKPグループが受託し、約3万社に及ぶ法人顧客基盤を活用した送客を実施する、2)TKPグループの新規出店・改装・維持修繕工事及び施設管理業務について、建築・不動産に関わる総合ソリューションを提供する株式会社渋谷(エスクリ100%子会社)に委託し、施設機能の向上および工事費用削減の実現する、3)株式会社渋谷が保有する建設コンテナおよび抗菌・抗ウイルス対応の内装施工技術を利用したサテライトオフィス等、「with コロナ」ビジネスの共同開発などを実施していく。

また、資本提携については、エスクリの筆頭株主である有限会社ブロックスが保有するエスクリの普通株式170万株をTKPが1株当たり334.4円(総額5億6,800万円)で取得することにより、資本提携を実施する。

TKP発表時、持株比率は14.52%となる見込みであったが、同日夕刻にSBIホールディングス<8473>とエスクリとの資本業務提携が発表された。SBIホールディングス子会社のSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社が第三者割当の方式でエスクリの普通株式180万株を取得予定であるため、それを考慮した場合の持ち株比率は12.59%予定となる。

今後TKPは、エスクリ社のようなブライダル企業との業務提携により他社施設の平日遊休スペースを積極的に活用していく方針。また、TKPの貸会議室、リージャスのレンタルオフィス、アパホテル(フランチャイズでの運営)の宿泊といった自社グループの様々なサービスやブランドに、業務提携先の他社施設を組み入れた、複合型大規模拠点を展開する構想もあるようだ。

これまでも持たざる経営・家賃リスクを抑えた不動産の契約形態がTKPの特徴であったが、今後は直営・内製化に拘らず、他社施設も有効的に活用することで、より一層、経営効率の向上につながるだろう。




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