ドンキを踏み台にして三菱商事を超えるか
ファミマが買っているのも当然伊藤忠の命令があってやっているということが考えられるので、この動きは今後さらに注目されます。
伊藤忠としてもドン・キホーテのような何でも売っている所だったら、自分の関連会社の商品を流していくことができるので一石二鳥ということになります。
三菱を本格的に超えるという伊藤忠の野望は、今後ますます強くなっていくのではないかと思います。
もともと三菱商事もローソンを傘下に持っていて、こちらは比較的上手くやっていると言われています。
なので、それを見て負けてられるかという動きを取ったのではないかとも考えられます。
このような資本の動きが今回のファミリーマートのようなTOBによって株価を上げるということありますし、商社そのものの業績ということについても、大きく影響してきます。
(※編注:今回の記事は動画でも解説されています。ご興味をお持ちの方は、ぜひチャンネル登録してほかの解説動画もご視聴ください。)
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。
『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2020年7月20日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
無料メルマガ好評配信中
バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
[無料 ほぼ 平日刊]
【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。