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NYの視点:市場は景気回復を織り込み始める

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米国債相場は米財務省が今週予定している過去最大規模の四半期定例国債入札を見込んで続落している。総額は1120億ドルと過去最高規模となる。11日には過去最高規模480億ドルの3年債入札が実施された。ウイルスパンデミックの収束はまだ見られず経済活動の再開もままならず回復に遅れが見られ、当分回復を支える財政政策が必要となる。財政支出拡大に連れて国債発行も拡大が予想されている。今後も財務省による長期国債の発行が増え、供給増加が米国債相場のさらなる下落に繋がる可能性がある。債券利回りも底入れした可能性がある。

景気も最悪期を脱し遅いペースながら回復基調にあることも債券売り材料となる。利回り曲線はスティープニング。安全資産として買われていた金価格は反落した。米国株式相場ではパンデミックにより大きく売られたクルーズ、航空会社などを主体に反発が見られる。

ロシアが登録した初のワクチンに関しては対象となった治験者数がわずかであること、ワクチンに関する詳細がほとんど開示されていないことなどから懐疑的見方は多い。しかし、いずれワクチンが完成し、実用化するとの期待にはつながったようだ。大規模な金融や財政刺激策が供給される中、ワクチンにも実用化のめどがたった場合、景気の反動はかなり大きなものになりそうだ。明日12日に発表が予定されている7月消費者物価指数(CPI)も6月に続き上昇が予想されている。原油価格の上昇だけでなく、景気回復にともなう航空運賃、中古車、宿泊施設などの価格の上昇が指数を押し上げると見られており、利回りの上昇やドル買いを支援する可能性がある。




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