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自称元Google竹花貴騎氏の経歴詐称は「やったもんがち日本」の縮図だ=栗原将

バレたら訂正すればいい?「やったもん勝ち」が横行する社会

一方、竹花さんの場合、ツイッターなどのSNSは変わらず投稿しているようですし、YouTubeについても、迷惑系動画の投稿が今でも認められていることから判断すると、まだまだ動画は残りそうです(将来的には、YouTubeの信頼性が激落ちして、広告出稿を控える広告主が多発、みたいになる可能性はありますね)。

さらに、自身のオンラインサロンに至っては、完全な自社メディアですから、外部圧力はなく、
本人さえ平気なら余裕で継続できます。むしろ、最近のネット界隈では、いわゆる「炎上マーケティング」を仕掛ける人が増えていますので、下手をすると「わざと経歴詐称する」みたいな人が出てくる可能性だって考えられます。

若手インフルエンサーの中には、実質、竹花擁護派も存在いるようです(やったもん勝ちの模倣者が大量生産されてくる)。

イケハヤさんや田端信太郎さんは問題提起しましたが、他方、他の若手インフルエンサーの中には、「間違いは正せば問題ないです」というコメントを出している人もいます。

これに影響を受けたフォロワー達の中には、「経歴詐称でも年商詐称でも、やったもん勝ち。バレたら間違いでした、で済ませればいいじゃん」、こう考えて行動する人が多数出てくると予想しています。

すでにツイッター界隈では、本当に実在する人間なのかわからないアカウントが大量にありますこれらが今後、さらに増えてくるでしょう。

経歴詐称でも、年商詐称でも、目立てば勝ち。もしバレても、洗脳済みのフォロワーがたくさんいるから、大した問題ではない。こう考えるインフルエンサー予備軍が大量に出てくるでしょうね。嘘をつくのに罪悪感も反省もないサイコパスとの向き合い方に注意しましょう。

長く活動するには、やはり信用第一

ここまで、今後は経歴詐称などがどんどん出てくるという予想をさせていただきました。とはいえ、そのような輩がビジネス界を支配するとは思っていません。

大体、このような輩は、ほんの2~3年くらいで表舞台から消えていくものです。

ですから、結局は、正直にビジネスを続けていき、5年・10年と活動実績を積み上げていく方が、
長期的には間違いなく、多くの支持を集められますし、幸せな毎日になるのは間違いない。

この原則が変わることはないでしょうし、決して変わらないで欲しいものですね。

「オンラインサロン」がカルトのようになる可能性

そして、今回の件に関連して、もうひとつ懸念される問題があります。一部のオンラインサロンは、将来不安からのストレスで苦しんでいる人たちの新興宗教、さらに言えば「カルト」のようになっているのではないか?ということです。

今回、外野から平和に眺めていて感じたことのひとつに、竹花貴騎さんのツイートに対して、アンチよりも、圧倒的にポジティブなコメントが多いな、ということです。

ここで誤解して欲しくないのは、竹花貴騎さんのスクールがカルトだと僕が言いたいわけでは
ありません。

ただし、たくさんあるオンラインサロンの中で、少数派とは思いますが、カルト性というか、違和感を感じてきたことは間違いありません。

Next: 意識の高い学生が餌食に?オンラインサロンの「カルト化」

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