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「ギグワーク」でNHK大炎上。視聴者に日雇い労働推奨 自らは受信料全世帯徴収で高みの見物

NHK総合の朝の情報番組「あさイチ」にて紹介された「ギグワーク」を巡って、ネット上が紛糾する事態となっている。

問題となっているのは、11日に放映された「withコロナの「仕事探し」」特集。コロナ禍で収入が目減りするなか、新しい仕事を見つけようとする女性が増えているということで、様々な職探しの形が紹介された。

そのなかで、主に短時間の仕事を単発で行うギグワークが取り上げられ、「働く側にも自分の都合に合わせてスキマ時間に働けるメリットがある」と紹介されたのだ。

NHKが日雇いを奨励するってどういうこと?

「ギグ」とは元々、ミュージシャンなどが一晩限りの契約でライブ演奏に参加することを指すが、これが転じて単発契約でのアルバイトのことを「ギグワーク」と呼ばれるように。瞬間的に人手が必要な時がある雇用側と、スキマ時間で仕事をしたい働き手側をマッチングさせるサービスが存在し、学生などの若者世代のみならず、最近では30~40代でもギグワークに従事する者が増えているという。

ただ、ギグワークというネーミングこそ今風だが、その実態は昔からある「日雇い」そのものではないかという意見も。今回の「あさイチ」の内容への批判も、「NHKが日雇いを奨励するってどういうこと?」というようなものがほとんどだ。

また、「女性の労働力搾取」「女性労働者の使い捨てを促進するシステム」というように、今回のような女性向けの職探し企画でギグワークが紹介されたことに関して、ある意味で女性蔑視的だと捉える人も多い。

さらに、番組内では雇用側と働き手側の双方にメリットがある働き方だと紹介されていたものの、実際のところは雇用側の都合ばかりが優先されるワークスタイルではないかということで、「令和の奴隷制システム」だと断じる方もいた。

いっぽうで、ギグワークという働き方に対しては興味があるものの、自分が住んでいる場所ではそのような求人はないという反応も。「地方民はそれなりのスキルあってもそんな都合のいい求人がない」「都会はいいよね…求人もよりどりみどりで多くてよ…」といった地方民の怨嗟の声が多くあがっていた。

受信料全世帯徴収を目指すNHKに反感の声

2010年から始まった「あさイチ」といえば、その内容が過去に何度もトレンド入りするなど、NHKのなかでは比較的好感度の高かった番組。しかし、以前は2ケタを普通に獲っていた視聴率が、最近では1ケタ台に下がることが多くなるなど、番組離れが着実に進んでいる。

その原因は、直前に放映されている朝ドラがコロナの影響で一時休止し、その再放送が放映されていた時期が長かったというものから、MCを務める近江友里恵アナの結婚報道の影響まで様々。なかでも、2018年からMCとなった博多華丸・大吉が番組にフィットしていないという声はやはり根強く、一部のネットメディアでは2人の降板説が度々唱えられる状況だ。

さらに特集で取り上げられる内容が、視聴者サイドの肌感覚や置かれている状況とマッチしていないことが、このところ殊に多くなってきた印象。朝番組にはそぐわないギリギリの内容で毎回ネット上が騒然となっていた「性生活」特集も、度々取り上げられたこともあり今や食傷気味だし、また今回の「ギグワーク」を肯定的に捉えた内容にしても、平均年収1,000万円以上と噂されるNHK職員が作ったものと考えると、なんだかなぁといった心持ちにさせられる。

そんなNHK職員の高給ぶりを支えているのが、全世帯が支払う義務があるとされる受信料だが、それに関しては先日、各世帯にテレビ設置の有無を届け出るよう義務付け、未契約者らの氏名などの個人情報を照会できる制度の導入を求めるといった、トンデモないプランが検討されていることが表面化。さすがに数日後「時期尚早」として、当面の見送りが決まったものの、今後はテレビ設置の有無に関係なく全世帯、さらにホテルなどの事業所などからも、漏れなくガッチリと受信料徴収するシステムの構築に邁進していくとみられ、そのことが多くの視聴者から批判されている。

自らは職員の雇用維持のために、受信料全世帯徴収に向けてのシステム構築に余念がないいっぽうで、番組では労働者の権利も何もへったくれもない1日数千円の小遣い稼ぎを、新しい働き方と推奨するNHK。視聴者からの不信や反感が募るばかりなのも当たり前だ。

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