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日経平均は3円高でスタート、DOWAや丸紅などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27005.43;+3.91
TOPIX;1896.07;+1.50


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は3.91円高の27005.43円と3日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は618.34ドル高の31880.24ドル、ナスダックは180.66ポイント高の11533.28で取引を終了した。バイデン大統領が訪問中のアジアで国内経済の景気後退の可能性を巡り「避けられないものではない」と述べたほか、対中制裁の緩和を示唆したため、景気への悲観的な見通しが緩和し、寄り付き後、上昇。さらに、銀行のJPモルガン(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が投資家向け説明会で経済や業績に明るい見解を示したため金融セクターが買われ、相場の上昇をけん引した。

 今日の東京株式市場は、寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、観光庁が外国人観光客の受け入れ再開に向けた実証事業の概要を発表するなど、6月からの水際対策緩和の準備が進み、経済活動活性化への期待感が市場のムードを明るくした。一方、中国・北京の新型コロナ新規感染者が22日に99人と、前日の61人から増加し、現在の感染拡大局面で最多となったと伝えられ、経済活動制約の可能性が懸念され、東京市場の株価の重しとなったほか、昨日までの2営業日で日経平均が600円近い上げとなったことから目先的な戻り待ちの売りも出やすく、寄付き段階では売り買いが拮抗した。

 セクター別では、鉄鋼、卸売業、保険業、海運業、非鉄金属などが値上がり率上位、医薬品、サービス業、小売業、倉庫運輸関連、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、DOWA<5714>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、三菱商事<8058>、三菱重<7011>、日本製鉄<5401>、三井不<8801>、楽天グループ<4755>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、HOYA<7741>、三菱UFJ<8306>などが上昇。他方、エムスリー<2413>、ZHD<4689>、リクルートHD<6098>、レノバ<9519>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、7&iHD<3382>、武田薬<4502>、オリンパス<7733>、ルネサス<6723>、資生堂<4911>、ファナック<6954>、信越化<4063>などが下落している。

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