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日経続落155円安 サミット、イエレン講演などイベント警戒も相場の重しに(5/24)=山本伸一

日経平均株価は続落。水準を切り下げてきたものの、前営業日から下値は切り上げてきました。日中値幅も133円に限られています。(『プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』山本伸一)

日経平均株価終値は、155.84円安の16,498.76円

外部要因軟化で買い気鈍り続落

昨晩の米国市場は軟調。個別でアップルは上昇したものの、幅広い銘柄に利益確定売りが出ています。

ダウ平均株価は、前営業日比8.01ドル安の17,492.93ドル。ナスダック総合指数は3.78ポイント安の4,765.78ポイントで取引を終えました。

為替相場では、株安で1ドル109円台前半と軟化。東京時間帯早朝では1ドル109円台後半、1ユーロ123円台前半の水準で取引されています。

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東京株式市場では、米国株下落、円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は16605円の続落スタートに。

寄り付き後は、下値を探る動きとなったものの、日経平均株価の節目16500円レベルで下げ止まり、水準を探る動きとなりました。

サミットやFRB議長の講演などイベント相次ぐなか、外部要因の変化も乏しく、後場も売り買いが交錯。手仕舞い売りもあり、大引けにかけては弱含んでいます。

日経平均株価終値は、155.84円安の16,498.76円。東証1部の売買代金は概算で1兆6658億円。東証1部の売買高は概算で16億2783万株。値上がり銘柄は529(27%)に対し値下がりは1272(65%)、変わらずは152(7%)となりました。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

イベント警戒も相場の重しに 短期売買対象の乗り換え時を狙いたい

外部要因軟化とともに売り優勢の展開となった本日の株式相場ですが、買い気は鈍っているものの、積極的に下値を売り込む向きも限られており、株価指数はレンジ推移が継続。物色もディーリング対象の活発な短期売買が続いています。

日経平均株価は続落。水準を切り下げてきたものの、前営業日から下値は切り上げてきました。日中値幅も133円に限られています。

前営業日には、円高推移の外部要因悪化とともに日経平均株価は反落。さらに外部要因軟化の見られた本日も売り圧力を強め、日経平均株価は続落着地を余儀なくされています。

前営業日から水準を切り下げてきたものの、前述したように下値は切り上げており、先週安値レベルの16500円近辺では下値拾いの買いが流入。まだ水準探りの動きが継続している状況でしょうか。

買い手控えの要因としては、外部環境が振るわず、サミットやFRB議長の講演などイベント相次ぐことから、東証1部の売買代金は概算で1兆6000億円台、売買高も概算で16億株とボリューム不足も影響しています。

まだ、水準探りの流れが続きそうで、物色傾向でも売買代金上位の値上がりではアキュセラ・インク<4589>の活躍が目立つ格好。やはり値動きの軽さに着目した資金シフトが確認されました。

同社株は当欄でも継続紹介しているように、先月7日後場寄りに配信を行ったスポット銘柄プランの推奨銘柄。本日も上場来高値更新を果たし、配信時から2.5倍高を記録するなど、買いが買いを呼ぶ展開となっています。

ただ、直近で活躍の確認されていたそーせいグループ<4565>などと同様に騰がり続ける株はありません。短期売買対象も乗り換えるタイミングに差し掛かっており、明日配信の「スポット銘柄」もぜひ注目してみてください。

Next: 中核銘柄は総じて軟調 行き場を無くした投資資金がバイオ関連に

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