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【億の近道】IQOS(アイコス)の転売ブームに関連してふと考えたこと=街

電子タバコのIQOS(アイコス)。今、喫煙家の間で入手しづらくて困っているとの話を多く聞くようになりました。その一方で、街角のローソンを何軒もまわって入手し、それをアマゾンなどで転売するビジネス(学生バイト)も盛んになっているそうです。(『億の近道』街のコンサルタント)

プロフィール:街のコンサルタント
20数年間を金融(主に証券)会社で過ごし、投資銀行業務や事業育成の業務を担当。「金融機関に籍を置く(安全な)立場で客観的なことを言うより、いっそのこと経営者と同じ立場で事業拡大のお手伝いを出来ないものか」と思い立ち、2005年春に証券会社をリタイアしてコンサルティング会社を設立。

自分自身で慎重に「正しい情報」を見極めねばカモられる時代

アイコスの転売ビジネスはなぜ成立するのか

電子タバコのIQOS(アイコス)。今、喫煙家の間で入手しづらくて困っているとの話を多く聞くようになりました。

予約待ちでなかなか手に入らない理由としては、急速な需要拡大に生産が追い付かないという理由もあるでしょうし、メーカーの戦略としては高価格を維持するため、または従来のたばこ販売にダメージを与えないために、生産量を絞っているのかもしれません。

その一方で、街角のローソンを何軒もまわって入手し、それをアマゾンなどで転売するビジネス(学生バイト)も盛んになっているそうです。

仲間内であちらこちらのローソンを巡り歩いて買い付けているようです。1台辺り1万円台半ばで売れれば6,000円~7,000円の収入になりますから、努力次第で随分と身入りの良いバイト(?)になるとのことです。

ライブチケットでも、このような稼ぎをしている(ダフ屋ビジネス?)が横行して問題となっているそうですが、ネットオークションでも様々な転売ビジネスが盛んになっているようです。オンラインが発達し、こういった思想的にはローカル(?)なビジネスが大量に生まれる時代になりました。

株式市場を眺めてみれば

株式市場のネット掲示板でも、特定の銘柄がすぐにでも上がるかのような煽りの書き込みをしたり、空売りをしておいてから下落レポートを書いたりと、こちらもネットが発達したことで拡散した(似たような)ビジネスモデルでしょうか。ときどきまともな書き込みを見つけて参考になることもありますが、ごくわずかです。

米国大統領選でも偽ニュースが飛び交っていたと言われますが、情報の氾濫がはなはだしくなり、いよいよ何が本当の情報なのか?何が本質なのか?…を自分自身で慎重に見極めねばいけない時代になりました。

金融業者(銀行や証券会社、先物業者、生保など)も、いよいよ稼ぐことが難しくなりつつある時代です。銀行が高利貸し(個人向けローン)に注力している、証券が複雑な金融商品で手数料を抜いている…といった記事も増えてきました。

注意すべき相手は詐欺師だけでなく、立派な看板を掲げた金融機関にも広がってきていると認識せねばいけないということです。

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億の近道』(2017年3月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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