老後生活に必要な支出
現役中にはあまり必要がなく、老後になってから必要になるものがあります。どのくらい必要になるかは人によって違いますが、
- 旅行や趣味に使う余暇費用
- 医療費
- 介護の費用
- マイホームの修繕費
などを考える必要があります。
また、こんな考え方もできます。「健康寿命」という統計的な数字があります。健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことで、男性は約72歳、女性は約74歳です。
平均寿命と健康寿命の間は、男性で約9年、女性で約13年の差があります。
この間は、介護の状態とは言えなくても、誰かの手助けを受けながら生活する期間と言われています。この手助けを家族などが無償でしてくれればいいのですが、無理であれば家計からの支出となるのです。
老後生活の生活費を心配しないためには
老後の生活には、年金以外に、下記などのお金を使える人がいます。
- 自分が現役時代から蓄えた資金
- 金融商品などで運用した収益
- 個人年金商品などからの年金
- 相続などで得られた資金
ほかにも、個々のさまざまな資金を加えることのできる人もいるでしょう。
老後生活で毎年の家計収支はどのように動くのか。支出・年金以外の貯蓄や個人的な資金をしっかりと把握し、少なくても平均寿命プラス5年先位まで、
- 収入
- 支出
- 年間収支(貯蓄や資産残高などの合計)
の表を作って、お金の流れを現役中に知っておく必要があります。
もし生活費が足りないのであれば、その対策も現役中にしておくことが必要です。もうおわかりかと思いますが、大切なことは老後の準備は現役中にしておくことです。
1 2
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2018年2月7日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
[touroku]