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NHKが報じなかった熊本地震~「活断層の先」にある原子力発電所の危うさ=不破利晴

「想定外」だらけの熊本地震

あらためて熊本大震災を振り返ってみよう。

4月14日21時26分に第一回目の巨大地震が観測されて以来、震度1以上の地震は実に800回を超えている。また、14日の地震、および16日に観測された地震は震度7を記録したことが現在分かっている。

気象庁の計測では震度8という基準はないので、震度7が事実上のMAXである。

そのような規模の大地震が立て続けに起き、さらには余震も合わせると800回以上、その中にはかなり大規模な地震が多数含まれていることから、今回の事例は明らかに「事実は小説よりも奇なり」の現象であることが分かる。

そんな中で特に気になるのは日本最大の活断層、「中央構造線」である。

『日本沈没』では中央構造線を境に日本が分断され、終には日本の国土が海底に没してしまう。先の広瀬隆氏も著書の中で中央構造線に触れ、警鐘を鳴らしている。

そして、ここが最も重要なことなのだが、今回の熊本大震災でも、鍵を握るのがこの「中央構造線」であると考えられるのだ。

日奈久断層帯の先にあるのは紛れもない「川内原発」

ここで気になる新聞記事を紹介する。4月22日、地元九州の佐賀新聞のWebサイトに次なる記事が掲載された。

《海溝型の大地震が連続する例がないわけではないが、震度7の直下型地震の連発は「想定外」。余震の数はその分多い。

また震源となった「布田川(ふたがわ)断層帯」「日奈久(ひなぐ)断層帯」の北東延長部でも地震が誘発された。熊本県の中心部と、活火山の阿蘇山を越えた大分県境、大分県内の計3カ所。異例の同時活動だ。

遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は「大分などの地震は16日の地震とほぼ同時に起きている。南西から北東に向けて断層破壊が起こり、地殻のひずみが直ちに伝わった」と指摘。だが、ひずみがより大きくなったのは大分県側ではなく、日奈久断層帯の南側に近い熊本県南西部だ。

「もともと地震が起こりやすいと考えられていた部分。いつとは言えないが、大きな地震がまた起きるだろう」(遠田氏)

出典:地震活動終息見えず 熊本南西部ひずみ警戒 – 佐賀新聞

この佐賀新聞に掲載された画像を見ると、「布田川(ふたがわ)断層帯」や「日奈久(ひなぐ)断層帯」といった活断層が海にまで達している様子がよく分かる。ことに日奈久断層帯は深刻であるように思われる。つまり、この断層帯の先に何が存在しているかが重要ということである。

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一連の熊本大震災は現在進行中であり、専門家の間では14日震度7を記録した未曽有の大地震はまず「日奈久(ひなぐ)断層帯」で起こり、それが「布田川(ふたがわ)断層帯」に波及したとされている。つまり、事の発端は日奈久断層帯であり、その先にあるのは紛れもない「川内原発」なのである。

Next: 東京新聞すら川内原発に触れず/NHKが報じなかった熊本地震

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