稼げる才能が援助でつぶされる
岸田総理に文句を言っているやつって、単に「もっと稼ぎたいだけ」だと私は思います。
日本の政治の「もっと援助してやらないと」という発想自体が、まちがいなんです。政治家の頭の中身もガラガラポンしなきゃ、絶対によくなりません。
財源がないなら、もっと国民に稼がせる環境を作れよ、勝手に税収は増えるだろ。小学生でもわかる問題が、秀才にはわからないのが現実です。
もっとも危険な発想は、左・リベラルです。稼げる才能があるやつを援助漬けにして、その才能を潰す。絶対にやってはいけないことです。もう左・リベラルとかは駆除して欲しいと心底思っています。
言葉は悪いけど、また品がないとか言われそうだけど、このくらい激烈な言葉で言っても、秀才気取りの誰かが「いやいや……」とか言い始めるのだと思います。
でも投資家は、もっと稼げる環境があれば「いくらでも税金を払ってやる」と言うでしょう。
お金持ちが「節税」という名の脱税を行うのは、みな、自分で努力もせずに、そのゼニに寄生虫のように群がってくることに、「なんでこいつらに俺はゼニを払わなきゃいけないんだ」と思うからです。自身で稼ぐ努力もしないですり寄ってくる連中に、こんな連中のために俺は稼いでいるんじゃない!というのが本音でしょう。
これが世界が成長できない最大の病巣だと私は思います。日本人はみな、思っていると思います。「もっと稼がせろよ」と。
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『角野實のファンダメンタルズのススメ』(2021年10月8日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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