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SNSはもう終わる。Meta株マイナス26%超えの大暴落で露呈したFacebookと「つながり強制」社会の末期症状=鈴木傾城

Facebook(現Meta)が2022年2月4日、マイナス26%超えの超巨大暴落に巻き込まれている。メタメタだ。額にして1日で27兆円喪失。まさに歴史的な下げでもあった。これは、ただの株価暴落という一時的な現象であるとは見ないで「SNSの終わりの始まり」であると捉えられるかどうかが重要だ。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

立場が異なる人間たちの暴言、批判、憎悪が飛び交う世界

Facebook(現Meta)が2022年2月4日、マイナス26%超えの超巨大暴落に巻き込まれている。メタメタだ。額にして1日で27兆円喪失。まさに歴史的な下げでもあった。

META PLATFORMS INC A<FB> 日足(SBI証券提供)

META PLATFORMS INC A<FB> 日足(SBI証券提供)

これは、ただの株価暴落という一時的な現象であるとは見ないで「SNSの終わりの始まり」であると捉えられるかどうかが重要だ。

そもそも、CEO(最高経営責任者)のマーク・ザッカーバーグ自身もSNSの時代が終わったと思ったからこそ社名をメタに変えて事業転換を図っている。SNSへの投資はもうワリに合わないということを示している。

Twitterの創業者であるジャック・ドーシーも、去年の12月にCEOを降りてTwitter社から逃げている。ジャック・ドーシーは以前からSNSのビジネスから縁を切りたがっていた。

なぜか。SNSは憎悪を煽り立て、対立と衝突を増幅する暴力装置であることが世間に分かったので、責任を負いたくなかったということだ。

多文化共生の世界観を徹底的に押し進めた世界がSNSだ。では、このSNSの中で世界中の人々を結びつけて何が起こったのか。立場が異なる人間たちの暴言、批判、憎悪が飛び交う世界が生まれたのだ。

日本でも「テラスハウス」に出演していたプロレスラー木村花さんがSNSの炎上で自殺したという事件もあったが、人が自殺するまで効率的に呪詛を投げつけることができるのがSNSである。

SNSの行く末は荒廃だったのだ。

Next: SNSの終焉。普通の人はこの殺伐とした世界に耐えられなくなっていく

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