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原油高のいま、中期投資で狙い目の日本企業3社とは?短期・長期の投資戦略も解説=栫井駿介

短期・中期・長期。それぞれの動き方

では、「長期」というのはどのくらいの期間なのか、また、短期、中期ではどうなのかということについてお話します。

短期というと目先半年くらいになると思いますが、原油価格はやはり政治的状況によって高止まりだったり上がったりする可能性があると思います。

たとえばドイツが無理してでもロシアからの原油の輸入を止めるとなれば、原油価格は上がりやすくなります。

原油価格自体は先を読んで動くもので、ボラティリティも高いので、原油価格そのものの取引に慣れている人ならよいですが、株式の投資家がそれを行うのは難しいでしょう。

なので、目を付けるとしたら、原油関係でありながらまだ目を付けられていない企業や長期的に伸びている企業であれば下落余地は小さいと思います。

そういった銘柄を探して半年くらいのつもりでベットしておくのはありかと思います。

ただし、状況が変わって原油価格がピークアウトしたと思ったらすぐに撤退するということを頭に置いてやらないと痛い目を見ることとなってしまいます。

常に社会状況を見ていなければならないので、特に兼業の投資家には短期投資は難しいと私は考えています。

中期以上の期間になると、別の仕事をしながらでもできると思います。

2~3年ということを考えると、原油価格はピークアウトするでしょうから、今は苦しいけれども原油価格が下がってきたら伸びるというような企業を今のうちに仕込んでおくのはありだと思います。

原油価格が上がった分を商品価格に転嫁できるような技術力や独占力を持った企業なら、今を生き延びることもできますし、原油価格が下がった時に商品価格を据え置きにすれば利益が大きくなります。

数年は待つことになりますが、こういった企業に投資をすることはかなり確度の高い方法だと思います。

長期投資の考え方としては、これは今に限った話ではないですが、資源価格などとは関係なく、長期で伸びていく、社会的な流れに乗っている企業を淡々と買っていく投資になると思います。

中期では逆張りという形でしたが、5年以上の超長期で考えると、逆張りというよりは市場のリスクオフを拾うという形になります。

今、市場は株価変動を警戒していて、大きく割安とまではいかなくても素晴らしい企業の株価も業績とは関係なく下がっている状況です。

よって、長期の銘柄を仕込むのにも良いタイミングであると考えます。

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投資期間別に具体的にどんな銘柄があるかご紹介します。

あくまで一例であって、推奨銘柄ではありませんのでご了承ください。

Next: 長期で仕込むなら最適なタイミング?注目銘柄は

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