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同じ銘柄を買っても成績は大差。投資の上手・下手を分ける3つの行動とは?=栫井駿介

銘柄を絞ることは必ずしもリスクが高くない

先程の話ともリンクしますが、例えば5銘柄や4銘柄、1銘柄であっても、自分が信頼できる銘柄だけに絞り込んでいくというのも、1つの手ではないかと思います。

銘柄を絞ると、一般的にはバランスが悪くなる・リスク分散ができていないとも言われます。
しかし、自分が一生懸命考え、財務的にも事業的にも問題ないと考えられる銘柄が安く買える場合、必ずしもリスクが高い行為であるとは思えません。

もちろん、株価が高すぎたり、全事業がリスクを取りすぎている1銘柄だけに集中するのはリスクが高いかもしれません。

ただ、割安で事業がしっかりしている1銘柄買う場合は、そこまで大きなリスクは無いと考えます。

一般的に投資の格言では「卵を1つのカゴに盛るな」と言います。

これは「1つに集中させると、もしカゴを落とした卵が全部割れてしまうだろう」という意味です。

ただ、ウォーレン・バフェットは「卵を一つのカゴに盛って、そしてそれをよく観察しろ」と言っています。
「卵が落ちないように、よく観察しよう」という意味です。

このように、銘柄は買ったあとこそよく観察し、適切な対応を取ることが求められるわけです。

まとめ

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投資で上手くなるには

  1. 価格が下がってるときだけ買う
  2. 株価が下がるなら分析を行い、問題なければナンピン買いをして単価を下げる
  3. ポートフォリオ全体を健全に保てるように分析・強化を続けていく

これが投資が上手くなるための秘訣だといえるでしょう。

買って終わりとか、楽しようと思うのではなく、買った後こそ銘柄をよく分析する必要があります。
そして、あなたにとって一番の銘柄を見つけ出すというのが、投資に上手くなる、あるいは成果を上げる秘訣だと考えます。

決して簡単ではないと、ご理解いただけるでしょうか。

つばめ投資顧問の会員の中でも、自分で分析して行動した結果、私よりも上手くなっている方もいらっしゃいます。

そういった真の意味で投資家を育てる、あるいはそういう人たちが集まる場所になりたいと考えています。是非つばめ投資顧問への入会も考えていただければ幸いです。

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image by:Motortion Films / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2022年6月07日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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