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同じ銘柄を買っても成績は大差。投資の上手・下手を分ける3つの行動とは?=栫井駿介

<その1:指し値で買う>

まず長期投資でという前提で、上がっているときはぐっと我慢してジャンピングキャッチしないよう注意して、下がったときに買うことを心がけてください。

これをやるために、つばめ投資顧問では指値による購入をおすすめしています。

今買いたい銘柄をすぐ買うのではなく、相場が上下することを想定して指値を入れます。

例えば現在から10%下がったところで買おうと決めたとして、下がったときに買えるように10%下のところに指値を置いておきます。

すると株価が下がったときに自動的に買えますよね。

つまり、指し値を入れておくことで、ジャンピングキャッチすることなく待ち構えることができます。

つばめ投資顧問で行うパイロット運用というのも、これを推奨しています。

私がお示しする指値を皆さんが真似をして、結果同じ金額で買える、あるいはそれ以下の価格で買えるという仕組みです。

<その2:買った後も放置しない>

2つ目は、買った後に放置しないという点です。

買った後に株価が下がった場合、なぜ下がったのかという点を必死で考えなければいけません。

私自身も経験がありますが、最初は企業の良い部分が沢山見えてきます。

しかし、株価が下がりだすと、今度はその会社の悪いところが気になってきますし、「誰かがそう言っている」という話も耳に入ってきます。

ただ、こういうときこそ投資や企業を分析するチャンスです。

その企業の本質というのを下がったときに真剣に考えることで、投資の勉強がいよいよ本格的になってきます。

自著「年率10%を達成するプロの株勉強法」の中でも説明していますが、株価が下がった時に分析することで、自分ごととして投資や企業を考えることが出来ます。

これが勉強として一番力になる方法だと思います。

それで問題がないと考え、十分に株価が安いと考えられるならば、その時にナンピン買いをすれば良いでしょう。

そうすると単価を下げられて、その銘柄が今後成長した場合に、大きな利益を得られやすくなります。

<その3:ポートフォリオを見直す>

ただし、ナンピン買いはずっと続けることはできません。

ナンピンを続けた場合、お金がなくなってきますよね。

このときに改めてポートフォリオを見直してみましょう。

すると、実は他の銘柄の方が有望かもしれないという可能性が見えてくることもあります。

逆に言うとそれが見えてくるぐらい勉強した方が良いでしょう。

「やっぱりBの方が良い」と思っても、お金がないため買いたい銘柄が買えない状況が必ず起きてきます。

そんなときは、期待できない銘柄を売って、より期待できる方を買い、ポートフォリオをどんどん整理してみましょう。

Next: どうしたら上手くなる?銘柄を絞ることは必ずしもリスクが高くない

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