イエレンが日本に「緩和継続」を命令か
7月初旬には、あのイエレンが来日するようです。
米財務長官のイエレンは、このまま世界の金融市場の流動性確保のために「日本には死ぬまで緩和を続けて欲しい」と懇願するのか。
もうロシアも中国も第三世界も米債は買わないので、日本政府、日本の機関投資家にもっと米債を買うように促しに来るのか。
いずれにしても、ロクな話はしに来ないことが予想されます。
突然の「円高」転換に要警戒
今週のメルマガにも書きましたが、日銀がヘッジファンドの売り浴びせに降参してYCCの金利上限を上げるなどなんらかの政策変更があれば、ドル円は大きく円高になるでしょうし、それを予見させるように黒田日銀がまさかの辞任となれば、これまた円高進行、さらに米株の暴落などがあればリスクオフから円高に走ることが予想されます。
こうした材料が一切示現しなかった場合でも、ドル円はすでに4か月上昇を続けていますから、例年円高が示現しやすくなる8月前に140円を突破する動きになるかどうかが日柄から見たもう1つのポイントになりそうです。
ドル円で半年近くトレンドが継続するというのは、過去20年でもほとんどなかった状況です。そのため日柄的に上昇の終了がやってくることも意識すべきです。
7月に入りますと調整が進み130円台前半まで下押しするといったことも十分に考えられますので、ここからはとにかく買っていればそれでOKといったイージーな相場ではなくなりそうですが、7月いっぱいはトレンド継続を視野に起きながらトレードしていきたいところです。
クロス円も当然のことながらこのドル円の動きに大きく影響されますので、常にチェックしながらトレードすることが肝要となることでしょう。