最初に始めるのは生活費の把握から
このうち、言わずと知れたことですが、生活費は、生涯誰しも必要なお金です。
現在、毎月いくら使っているのか、子どもの成長とともに、食費がどのくらい増えるのか?
また、子どもが独立すると、家計全体の支出額にどんな変化が起きるのか?
老後に向けて、夫婦のふたりだけの生活費はいくらくらいか、子どもが誕生する前の生活費と同じくらい?
また、夫婦と子どもとの家庭の構成人員が定まった段階でシミュレーションをして、必要に応じて、なにを節約して家計支出を減らすか、副業などして収入を増やすといった、家計の支出を調整することも大切です。
家計の3大支出暫定案を作成する
家計の3大支出を決めるために、準備しておくことがあります。
それは
(1)将来に向けたライフプランを作成して、そのライフプランに支出予定額を記入する
(2)現在の家計支出額を計算する
そして(1)と(2)で作成した支出計画を軸に、金額の大きなものから、家計の3大支出の「暫定案」とします。
家計の3大支出を予算化する
そして、家計の3大支出を実現するために、これから給与や年金を含めた生涯の収入、それに現在の貯蓄額とこれからの貯蓄額も考慮しながら、ライフプランが実現できるように、将来の支出計画を具体的に予算化します。
予算化して、支出金額の大きなものから順番に、ご自身やご家庭の家計の3大支出となるのです。
前出の家計の3大支出暫定案と、ここで算出した3大支出の内容が変わるかもしれません。
また、3大支出の一部を実行して空いた分を、新しい支出の内容にすることもあるでしょう。
もちろん、この3大支出の内容は、家計ごとにちがいます。また作成する年齢によって変化するのです。
人生を楽しむためには、ときには大金を使うことも必要です!
ただ、使った後の生活の心配をしないように、家計収支を把握しながら、計画的に、お金を使うことが大切です!
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2022年6月29日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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ご自身の描いた老後の生活を実現するために、 40代から、退職・完全リタイアをするまでに、 やっておくべきことがあります。 そんなことはわかっているよ!! でも、行動に移せないんだよね…… 実は、何から始めようか迷っているんだよ!? そもそも、何をしたらいいのかわからないんだよね??? そんな方のために、同年代の私、 「人生の添乗員(R)」が、 ファイナンシャルプランナーとして13年の実績と、 自身の人生経験から、 40代から、退職・完全にリタイアをするまでにすべき、 「貯蓄」と「節約」について、 毎週、1テーマずつお伝えします