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7月末まで日本当局の円売り介入は難しく、またその必要性もない理由=矢口新

現時点での介入は得策ではない

7月には参院選もあるので、米国との無用な軋轢は避けたいところだ。6月15日、7月27日の米FOMC前に介入するのは得策だとは言えない。

どこで介入するか、しないかは政策当局が様々な思惑で行うことなので、断定したようなことは言えない。とはいえ、前述のようなことを勘案していけば、7月末までの介入はなく、またその必要もないと言えるかもしれない

将来的には効果発揮の下地あり

また仮に105円や100円といった介入レベルにまでドル円レートが下落すれば、日本の当局による円売り介入は十分に予想される。その時の介入は、円高阻止に効果的なものとなるだけの下地が十分にあることを、これまでの説明でご理解頂けると思う。

【関連】アベノミクスはなぜ失敗したか? 戦争より先に国民が死にゆく日本=矢口新

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2016年5月22日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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