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もうTwitterの崩壊は止まらない。SNS難民たちは「Threads」「Bluesky」に安住できるか?=鈴木傾城

Twitterは不安定さを増しており、イーロン・マスク氏の気まぐれな性格も変わるとは思えない。Twitterはシステムも経営もカオスになっていく可能性は高い。私自身も最近はTwitterが使いにくいと感じており、このシステムを絶賛する気にはなれない。代替SNSが注目されるのも理解できる。(『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

Twitterは何が起こるのか、もう誰も分からない

イーロン・マスク氏が2022年10月にTwitterを買収してから、このSNSは一気に混乱に見舞われて、システムはどんどん不安定化している。

マスク氏はTwitterを買収してただちに従業員の解雇に乗り出したのだが、その解雇というのが非常に強引なものであり、有無を言わさず会社から放り出すような状態であった。

マスク氏によると、2023年4月までに6,000人以上を解雇したとということだ。半年で従業員の8割が解雇されたということであり、解雇慣れしているアメリカでも、これは大きな批判が湧き上がるようなものであった。

この解雇劇に並行してマスク氏はTwitterのシステムやサービスを次々と改変しており、ユーザーは混乱に巻き込まれるようになってきている。

認証バッジが剥奪されて「Twitter Blue」に変更されたり、SMS認証が終了したり、「おすすめ」に表示するのは認証済みアカウントのみにするとされたり、今までのAPIがいきなり廃止されて新APIから金を取る仕様にしたりして、そのたびに大混乱が起こっている。

先日は、有料機能として使えていた「フォロワー/フォロー取得」が急に使えなくなったりして開発者が激怒するという事態も起きていた。

仕様変更なのかバグなのかも分からないような不具合も重なっている。ここ最近では、ログインしないと何も表示できない状態になったりしていたのだが、これもバグなのか仕様なのか当初はまったく分からない状態だった。

いきなり、そうなったのだ。

Twitterは「バグまみれのシステム」と化した

大騒ぎになったあとにマスク氏は「これは一時的な緊急措置である」と説明したのだが、他にも厳しい一時制限が課されて、未認証のアカウントは1日当たり600件までの読み込みが上限となるとか、今のTwitterでは何が起こるのかもう誰も分からない。

他にもTwitterで動画を上げようとしても上がらないとか、ブロックしたはずの相手のtweetが普通に現れるとか、何かにつけてエラーで止まるとか、細かい部分でもバグが次々と発生している。そして、それは直るのか直らないのかもわからない。

もはやTwitterは「バグまみれのシステム」と化しており、このままぐちゃぐちゃになっていくのか、それとも今が混乱の最中でこれから安定化に向かうのか、なんとも言えないところがある。

Next: SNS難民が求める「Twitterに似たサービスでTwitterではないもの」

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