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円高推移を嫌気し日経平均162円安/外国人投資家は2週連続の売越し(6/9)

コラム:「相場の神様」本間宗久が相場道に開眼したきっかけ

心のあり方によって目に映る風景や対応が違ってくるということは多々あります。例えば投資におきましても然りです。

投資家の心というものは不安定なもので、ちょっとした事で得意になったり、不安になったりしがちで、そうした心理のままに売買をしますと、売るべき時に買ったり、買うべき時に売却したりと、損する方に行きがちです。

「群盲、象を撫でる」との例え話があります。目が見えない人々がいて、ある人は象の腹を撫で「大きな太鼓のようだ」と評し、また別のある人は耳に触れて「大きなうちわのようだ」と言い、足を撫でた人は「太い柱のようだ」と言い、鼻をさわった人は「長い管のようだ」と評したそうです。

自分が触れた部分のみで全体判断をしてしまう愚かしさを例えた話で、視野の狭い考え方では物事の本質を理解できないという意味もあります。

物事の一部にとらわれてしまうと全体が見えなくなってしまい、あるいは見ようともしなくなってしまうというのは、「心のあり方」の問題であり、誰もが陥る可能性がある「予断の罠」です。

禅宗において修行者が悟りを開くための課題として与えられる問題、いわゆる「公案」(禅問答)には次のような話があります。

風になびく幡(はた)を前に二人の僧が言い争っていました。一人は「幡が動いている」と主張し、もう一人は「風が動いている」と主張し互いに譲らなかったそうです。

この様子を見ていた禅師は「是れ風の動くに非ず、是れ幡の動くに非ず、任者が心動くのみ」(風が動くのでもなければ、幡が動くのでもなく、汝らの心が動くのだ)と言ったそうです。これが「風にあらず、幡にあらず」(非風非幡:ひふうひばん)の公案です。

その事象を捉えた心の動きがなければ、幡の揺らぎも風の動きさえも存在しないのではないか……。

後に「相場の神様」と言われることになる本間宗久はこの公案を聞いて、目に映る何事も心の動きに過ぎないということに気付いたとされ、相場道に開眼したきっかけであったと伝わります。相場を動かすのは材料でもなく、水準でもない、そこにいる人の心こそ重要な要素であると。

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ハロー!株式』(2016年6月9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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