「とんかつ店市場」に未来はあるのか
牛丼店市場は飽和状態にあります。近年の松屋の店舗数は概ね900~1,000店、吉野家は1,100~1,200店、すき家は1,900~2,000店の間で横ばいで推移しています。今後においても大きな成長は見込めないでしょう。
一方、とんかつ店市場はまだまだ成長の余地があるといえます。低価格のとんかつ店で他に勢いがあるのは「かつや」ぐらいでしょう。他は「とんかつ和幸」や「とんかつ浜勝」が有名ですが、それでも規模は十分に大きいとはいえません。そのため、松乃家が今後さらに成長する余地は十分あるといえます。
松屋フーズの株価は高騰しています。松乃家が成長することで、収益性が向上することはもちろん、仕入れ構造が安定することも好感されているのでしょう。投資家は、成長性と安定性が高いと判断しているのではないでしょうか。
『企業経営戦略史 飛躍の軌跡(クリエイションコンサルティング)』
『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』(2017年3月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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