足元の人民元下落は序章に過ぎず
現在、ドルと人民元の交換レートは1ドル=約6.67人民元です。2014年の1ドル=6.05人民元をピークにどんどん元の価値が落ちてきています。この2年で10%以上も下落しています。
半固定相場制の環境下にいるにもかかわらず、下落幅が大きいです。
しかし、もし中国人民銀行が買い支えを実施できなくなると、もっと大きく下落するはずです。
今回のまとめ
ジョージ・ソロスは「半固定相場」の通貨を売り崩して、儲けるのが得意である。
固定相場制は次の方法で実現している。いずれの方法にしても、不自然な手法である!
- <方法その1>中央銀行が要求される為替をすべて受け入れる
- <方法その2>資金の移動を規制し固定相場になるようにする
全ての価格は需要と供給がクロスする点(=アダム・スミスの「神の見えざる手」)で決まる。
人為的に価格を調整する固定相場制、半固定相場制を採用すると、実体経済の価値と市場価格の乖離が発生しやすくなる。
ジョージ・ソロスはこの乖離を突く天才である!
中国の人民元も半固定相場制で運用されているため、ソロスは自分の得意な手法で売り崩しを狙っている。
『ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資~雪ダルマ式に資産が増える52の教え~』(2016年7月7日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
無料メルマガ好評配信中
ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資~雪ダルマ式に資産が増える52の教え~
[無料 週刊]
■電子書籍『バフェット流投資入門(全292頁)』をメルマガ読者全員に無料プレゼント中♪世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資哲学、人生論、さらに経済や会計の知識が、このメルマガ一本で「あっ」と驚くほど簡単に習得できます!!著者はバフェット投資法を実践して、6000万円の資産を築き、さらにヒッソリと殖やし続けています。(ブログよりも濃い内容でお届け☆彡)●バフェットの投資法を小学生でもわかる例え話で学べます。●複利マジックで経済的自由の達成を目指します。●日本経済の現状から取るべき投資戦略がわかります。