人は、必ず…
そして。ここからが、今回もっとも伝えたいことです。繰り返しになりますが、
「同じ価値のものの場合、失う悲しさの方が、得られる喜びより、ずっと大きい」。
何か、気がつくことはありませんでしょうか。
そうです。
進学か、就職か。
今すぐ結婚するべきか、しないべきか。
Aさんか、Bさんか。
C社か、D社か。
そんな二択を目の前にすることは、誰にだってあるはず。そして人は、迷いながらも、そんなときにどちらかを選ぶものです。
ここで人は、「ほとんど同価値」だと判断しているからこそ、迷っているもの。すなわち、たとえばAさん=Bさんとして、Aさんを選んだのなら、「Aさんを得た喜び」より、「Bさんを失った悲しさ」の方が、ずっと大きくなるのです。
これは他の選択肢でも、基本的には同じことです。もう、結論は言うまでもありませんね。人間は、必ず後悔するようにできているのです。
さらに話はそれだけではありません。普通、選択は、二択だけではないのです。
Aさんか、Bさんか、またはCさんにするか。もしくは今は誰も選ばないか。進学か、就職か、もしくはもうちょっと考えてみるか。
そういう、3位や4位や5位…の選択肢を失った悲しさも、同じように心の中にのしかかってきます。
すなわち、あなたが選んだ、1位(と考えたもの)の喜びが、それらすべての総和よりも、ずっと大きくなければ、確実に後悔することになるわけです。