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トランプと習近平の密約「米国発の円高シナリオ」を加速させる3要因=斎藤満

中国の金融危機回避を想定した円高誘導シナリオ

もっとも政府も日銀も、日銀による外債購入は為替操作につながるとして否定しています。しかし円高になり、米国が望めば話は別です。

このため、以前から密かに、日銀による米国債の購入が日米中国の間で議論されていたと言われます。その際に、必要なら円高に誘導するシナリオがありました。

今米国のインフラ投資にはまだ時間がありますが、当面中国の金融危機回避を想定した円高誘導シナリオが利用される可能性があります。

米国も、北朝鮮への中国の働きに期待する分、経済協力は惜しまないでしょう。

円が必要以上に安すぎるとの前提のもと、1.日米通商問題2.中国の金融危機回避3.北朝鮮の暴発封印などの視点から、米国発の円高シナリオが利用される可能性を考えておいたほうが良いかもしれません。
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※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2017年4月17日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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マンさんの経済あらかると』(2017年4月17日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。

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