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著名投資家のジム・ロジャーズが「北朝鮮の内部崩壊」を確信するワケ=東条雅彦

ツッコミどころも満載!? 公式サイトで「外資企業誘致」に動く北朝鮮

北朝鮮政府は、2001年頃から自国の公式サイトを作って全世界に公開しています。

この公式サイトは北朝鮮ドメイン「.kp」ではなく、世界の誰でも登録可能なドメイン「.com」になります。先ほどの「.kp」ドメインのサイト群とは違って、海外の人たちに見てもらうことを前提に作られています。

<北朝鮮公式サイト>

北朝鮮の公式サイト。実は企業誘致も行っている。
( http://www.korea-dpr.com/ )

意外に思われるかもしれませんが、北朝鮮は、この公式サイトの中で他国に対して企業誘致を呼びかけています。

メニューの「Business」をクリックすると、以下のページが表示されます。ここでは、北朝鮮でビジネスをするメリットが7つ挙げられています。

「北朝鮮でビジネスをやるべき7つのメリット」

「北朝鮮でビジネスをやるべき7つのメリット」

ところどころ、思わずツッコミたくなるようなメリットも堂々と書いていますが、その一方で納得してしまうメリットもあります。日本語に訳すと、次の通りです。

<北朝鮮のビジネス>

北朝鮮の朝鮮民主主義人民共和国(DPR)は、今後数年間、北東アジアでの取引の最も重要な拠点になるでしょう。

アジアで最低の労働コスト
優れた資格を持ち、忠実でモチベーションの高い人材。教育、住宅、保健サービスはすべての市民に無料で提供されています。他のアジア諸国とは対照的に、労働者は一度訓練されれば、より高い給料のために、自分たちのポジションを放棄しません。

アジアにおける最低税制
ハイテク工場の場合、最初の2年間の税金を控除します。

中間代理人はいない
すべての事業は政府(国営企業)とともに直接、作ります。

安定している
腐敗のない堅固な安全保障と、非常に安定した政治システムを持つ政府を有しています。

完全な外交関係
ほとんどのEU加盟国や多くの国と外交があります。

新しい市場
ビジネスの多くの領域と製品について、独占的な流通(唯一の流通)を確保します。

透明な法的手続き
投資家のための法的手続き、知的財産権、特許が整備されています。

もしあなたが、北朝鮮の貿易広報を受け取りたいのであれば、あなたの名前、役職、会社名を明記の上、件名を「SUBSCRIBE TRADE」として、こちら宛に電子メールを送ってください。

南北統一後は日本の強力なライバルに?

ジム・ロジャーズは、北朝鮮の「安い労働力と天然資源」に注目しています。これに関して、著書『ストリート・スマート』では、次のように述べています。

北朝鮮と韓国が統一されれば、日本にとって巨大なライバルが出現することになる。今の韓国よりもはるかに手ごわい相手になるはずだ。中国と国境を接する場所に7500~8000万人の国が出現する。北には訓練された安い労働力と天然資源があり、南にはたっぷりの資本と専門知識、そして優れたマネージメント力がある。

Next: 「現行体制の崩壊」なくして成長なし。北朝鮮が抱えるジレンマ

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