資産課税の流れ
財産税は、次の手順で確定されました。
<Step1>
各個人が保有する資産額(銀行預金、株式、不動産、ゴールド等)を合算する。この金額を課税対象価格とする。一緒に住んでいる家族全員の課税対象価格を合計する。
<Step2>
合計の課税対象価格に応じて、段階的に上記の税率を適用する。
【具体例】
父の資産額:4,200万円、母の資産額:1,800万円、合計の資産額(=これが課税対象価格となる)が6000万円だった場合:
5000万円×25%=1,250万円
1000万円×30%=300万円
課税対象価格6000万円に対する財産税額は、1,550万円となります。
<Step3>
Step2で算出された財産税額を、家族の保有資産額に応じて按分して各個人が納税する。
【具体例】
父の資産額:4,200万円 按分率70%
母の資産額:1,800万円 按分率30%
財産税額1,550万円×70%=1,085万円…父の財産税額
財産税額1,550万円×30%=465万円…母の財産税額
このように、財産税のポイントは「同居家族の資産を合算して、後で各個人に按分する」という点にあります。現在の価値では最低ボーダーラインが5000万円ほどとなりますが、同居家族の合計資産額がこの金額に達していれば、課税されていたのです。