通訳すらボランティア頼みの「ブラック五輪」
ボランティアをお願いしていいことと、してはいけないことが混在していることも、今回本間さんの指摘の1つです。
たとえば、「通訳」です。
通訳は専門性が高く、その資格を取るまでに勉強しているわけで、「先行投資」がされている分野です。五輪などはまさに、その通訳の一番の活躍の場となるはずなのですが、その通訳のボランティアも募集されています。
五輪で、通訳をボランティアでやれと言われてしまうと、職業通訳はいつ仕事をしたらいいんでしょうか?非常に疑問です。
そういえば、最近では作詞家秋元康さんの「クリエイターは無償」発言もありました。秋元さん自身が創造活動で生業を立てている方なので、この発言も不可解です。現在は決して恵まれていないクリエイターの待遇改善に、最も努力して欲しい方です。
ボランティアは全てダメということではなくて、雇用に悪影響を与えるものには反対です。
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※本記事は有料メルマガ『三宅雪子の「こわいものしらず」』2017年6月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『三宅雪子の「こわいものしらず」』(2017年6月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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