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【日欧EPA合意】「家電の関税撤廃」を日本が喜べない本当の理由とは?=児島康孝

フィンランドの一般家庭はどの国の家電を使っているのか?

次に、家庭の中にある家電製品を見てみましょう。全自動洗濯機は、LG(韓国)です。これはどの家でも、おもしろいようにLGばかりを見かけます。また、ジューサーなどキッチン関係の家電の取り揃えはどの家庭でも多いのですが、日本製品はまったくありません

そして、テレビ。テレビは、わりと大型のタイプが多いです。フィンランドの家は家具が少なく、面積よりも広々としているように感じるのですが、テレビは大きいものを置いている家庭が多いです。これも、日本製ではありません。圧倒的に、韓国のサムスンが多いです。

ということで、ヘルシンキの人が見かけたり使っているのは、外国のものでは、中国か韓国の家電製品です。

モノを厳選して吟味する国民性であり、念入りに価格や使い勝手で選抜されたのは、日本製品ではなく、韓国製品や中国製品だったということです。

また、自動車も似た状況です。日本車はほとんど見かけません。たぶん、デザインが重視されるのでしょう。

ということで、日本人は、日本製品が世界で評価されてよく使われていると思っていますが、そうではないということです。

日本の大都市のインフラが、実は世界のトップクラスであるという反面、日本製品が世界で評価されて使われているというのは、実は「幻想」となっているのです。

ヘルシンキで見かけた唯一の「日本」

ヘルシンキで唯一、日本風でがんばっている感があるのが、寿司店です。フィンランドの寿司店は、ほかの海外各国にある寿司店とは異なり、日本人が食べてもかなり美味しいのです。

ショッピングセンターでも、10ユーロから15ユーロぐらいで、本格的な美味しい寿司を楽しめます。これが、唯一の「日本風」の例外です。他には、街を歩いても、ショップに入っても、まったく日本的なものを見かけません。これが欧州の現実です。

ですから、欧州がEPA(経済連携協定)で日本製品の関税を撤廃・低減しても、欧州の一般の人からは文句が出ない。そもそも、日本製品を見かけることがほとんど皆無、というのが欧州の状況なのです。

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ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2017年6月10日)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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