電子書籍取次最大手のメディアドゥ<3678>を取り上げます。第1四半期決算を受けて一時はストップ安となりましたが、再評価・見直しの動きも急なものになりそうです。(『証券アナリスト武田甲州の個別株速報』武田甲州)
※本記事は有料メルマガ『証券アナリスト武田甲州の個別株速報』2017年7月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
急成長する電子書籍市場の中心企業メディアドゥ<3678>に注目
低調な第1四半期決算を受けて一時ストップ安
電子書籍取次最大手のメディアドゥ<3678>を取り上げます。先週末14日に第1四半期決算を発表しましたが、その内容が期待はずれとみられ、連休明けの18日は寄付きでいきなりストップ安。
しかしながら、第1四半期決算の内容をよく見れば、
- 出版デジタル機構の買収にかかる手数料の支払いが1億円以上
- 出版デジタル機構の決算期の関係で、機構の3~5月期の売り上げ計上が2か月分
- 出版デジタル機構の完全買収は5月末で、その間、少数株主持ち分として純損益で0.4億円強のマイナス
など、第1四半期決算はマイナス要素が多数。
今後はどうなるかといえば、これらのマイナス要素がなくなるということです。
たとえば、出版デジタル機構の少数株主持ち分として0.4億円計上が消滅します。通期では今後、この分だけで2億円近い純益押し上げです。
会社側予想は保守的で、四季報の数字に近い数字まで上方修正される可能性があるとみています。
急成長する電子書籍市場の中心銘柄
なお、メディアドゥは、急成長する電子書籍市場の中心銘柄です。
何をやっているかといえば、
- アマゾンの電子書籍「Kindle」に電子書籍取次
- 「LINEマンガ」、「楽天マンガ」に電子書籍取次および配信ソリューション提供
- 「GEOマンガ」に電子書籍システム提供
などです。
さらに「リーガルアーカイブス」や美容室などへの電子雑誌配信サービス「マガマーデジタル」への配信ソリューションも提供。数千億円市場となった電子書籍市場のまんなか銘柄として、再評価、見直しの動きも急なものになりそうです。
株価は4月に2,988円まで上昇し、その後は調整。先週(7/10~週)は2,800円台まで上昇したものの、今週(7/18~週)は一転して急落。ここが押し目と考える投資家も増えてきそうなタイミングではないでしょうか。(編注:本稿執筆時点7月19日11:20)。
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『証券アナリスト武田甲州の個別株速報』(2017年7月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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