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博多駅前陥没で神対応「西日本鉄道」の何がすごいか?株価はどうなる?=栫井駿介

株価は再び上向くか?

それでは投資対象としての西鉄はどうでしょうか。

実は今年の2月頃にかけて、西鉄の株価は一時大幅に上昇しました。その理由はインバウンド需要に対する期待によるものです。全国と同様に九州へも多くの外国人観光客が訪れ、西鉄が運営するホテル等の業績が上向くと目されたのです。

しかし、残念ながら期待されたほど業績は上がらず、ピークから株価は下落が続いています。しかし、下がった時こそ逆張りのチャンスの可能性もあります。

そこで、西鉄の投資指標をライバルのJR九州と比べてみます。

※2016年11月11日時点、JR九州の配当利回りは通年換算
西鉄 JR九州
PER 17.7倍 12.7倍
配当利回り 1.49% 2.48%
時価総額 1,864億円 4,832億円

PERはJR九州より高く、配当利回りでは下回るなど決して割安感はありませんが、逆に捉えると、より高い成長が期待されているとも言えます。

長距離路線を主体とするJR九州に対して、バスによって生活の足となっている西鉄は福岡市民により深く根付いていると言えます。

西日本鉄道<9031>週足

西日本鉄道<9031>週足

九州旅客鉄道<9142>週足

九州旅客鉄道<9142>週足

奇しくも、陥没事故が起きた現場はJR九州本社の目の前です。ライバル関係にある両社にとって、もしかしたらこれが何かを暗示しているのかもしれません。

事故対応の評価と同様に、市場でも西鉄の「株」が上がることを期待したいものです。

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2016年11月13日)

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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