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近づく日経平均2万円台回復。それでもドルを買ってはいけない理由=長谷川雅一

売りで損が出ているなら損切りすべき

今、「売り」をやっているトレーダーさんは、前述のように、「トランプ相場など、長くもつはずがない。来年には暴落があるに決まっているから、それまでガマンしよう。そのうち下がる。大丈夫」などと考えがちです。

その気持はわかるのですが、もしも「すでに損失が限度額を超えている」のであれば、相場の見通しに関係なく、すぐに(明日にでも)損切りすべきだと思います。

だって、もしもトランプ相場があと1年続いたら? そうなったら「破滅」ではありませんか? 大丈夫ならいいのですが…。

切るときは切る。切ったら振り返らない

損切りについての考え方は、いろいろありますが、「耐えられる限度額を超えたら切るべきだ」というのが、僕の考え方です。

また、損切りすると決めたら「ポジションを解消すること」そのものが重要なわけですから、「少しでも損失額が少なくなるように損切りしたい」といった「未練」は捨てて、さっさと切るべきです。

さらには、「損切りしたら振り返らない」ことも大切です。「今日まで待てば、もう少し損失額が減らせたのに」といった後悔は愚かです。「損切りを断行できた。それでよし。さあ次はどうしようか」という感覚で前に進む。それが正解だと思います。

まとめ

今日の内容をまとめます。

  • 今週は20日(火)のお昼頃、相場が急変するかもしれないので要注意。
  • 日経平均はゆるやかながら引き続き2万円を目指している。
  • 米ドル/円は過熱感が強い。ここから上を積極的に買うべきではない。米ドル/円の「落ち着きどころ」は1ドル=100円付近である。
  • トランプ相場の持続性は「予測不可能」。「こうなる」と決めつけてのトレードは危険である。
  • 「売り」で限度額を超えた損失が出ているなら、すぐに損切りすべき。

以上、参考にしていただければ幸いです。さあ、今年も残すところあと2週間。緊張感をもってトレードに臨みましょう。

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長谷川雅一のハッピーライフマガジン』2016/12/18号より一部抜粋、再構成
※記事タイトル・太字はMONEY VOICE編集部による

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