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格差社会において「親の趣味」は子どもの教育にどこまで影響するか?=川畑明美

あなたの趣味は何ですか? 今回は、富裕層と年収300万円以下の家庭では、子どもの趣味が違うという記事を紹介します。子どもは、良くも悪くも親を見て育ちます。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

富裕層の子どもほど、お金がかからない趣味を持っている

子どもの遊びに「貧富の差」が見える

あなたの趣味は何ですか? 今回は、富裕層と年収300万円以下の家庭では、子どもの趣味が違うという記事を紹介します。

※参考:まるで違う! 親の職業別・貧富別「子の遊び&趣味」傾向 – PRESIDENT Online

この記事では、まず職業別(男性)の趣味の分布を掲載しています。

ブルーカラーの職業の方には、パチンコの趣味があります。
ホワイトカラーの職業は、美術鑑賞の趣味があります。

記事では、「親の趣味が子どもの教育達成の格差に転移されはしないか」と危惧しています。ホワイトカラーの趣味の方が、「学校で教えられる抽象的な文化に親しみやすい」としています。

年収300万円未満の家庭の小学生の趣味で、実施率が高いのは「カラオケ」と「キャンプ」です。

記事を見てもらうとわかりますが、年収1500万円以上の家庭の小学生の趣味は、決して金額が高い趣味ばかりとは言えません。「読書」や「CDなどの音楽鑑賞」などが含まれています。これらは、図書館を利用すれれば無料でできる趣味なのです。

子どもは親を見て育つ

振り返って、我が家の子どもたちの趣味を観察してみました。子ども達が小学生の頃にちょうど私が独立し、その頃は今以上に仕事に没頭していたので、私は子ども達に趣味をあまり指導していません。実家に帰省する時に、美術館や遊園地・動物園に連れて行ったくらいです。

また、私は仕事で本をたくさん読むので、いつも机に本が積みあがっています。なので、教えたわけではないのですが、長女はとても読書好きです。次女も長女の影響で、学校の図書館からよく本を借りてきます。ただジャンルは違っていて、長女は物語系の書籍ですが、次女は占いや怪談などの書籍が多いです。

ご紹介した記事を執筆されたのは大学の講師の方なので、後半では大学試験の影響について書かれており、今後の入試では「人物重視」「生きる力」が求められるとしています。

子どもは、良くも悪くも親を見て育ちます。親の趣味も気を付けたいですね。

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教育貧困にならないために』(2017年3月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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